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0. 現在の位置:課題抽出

商品企画7プロセスの最初のステップ。ここで筋の良い課題を1件特定する。

1
課題抽出
📝
2
顧客理解
👤
3
市場・競合
🗺️
4
アイデア発想
💡
5
コンセプト設計
💬
6
検証
7
企画書化
📋

本プロセスで特定する課題が、このあと6プロセスぜんぶの土台となる。

ここがいけてないと、後工程全部の精度が落ちる。

1. 課題抽出とは何か

生活者やユーザーが本当に困っていることを1件見つける作業。商品企画の起点。

商品企画の2つの順序

商品企画を2つの順序で考察する。

  • ❌ 商品先行: 「売れそうな商品」を考え、後から顧客を探す → 商品とお客がかみ合わず、売れない
  • ✅ 課題先行: 「困っている人」を見つけ、その解決策として商品を設計する → 自然に売れる

商品先行だと的外れになるリスクが高くなる。そのため、商品企画は課題を見つけるところから始める

具体例

順序展開
商品先行「掃除用の手袋は需要がありそう」→ 設計・製造 → 既存品との差別化が不明確で売れない
課題先行「アレルギー持ちが掃除中の被曝・廃棄時の再飛散に苦しんでいる」を特定 → 解決策としてホコリを密封して捨てられるウェットな手袋を設計 → 困っている人に直接届く

2. このプロセスで使うフレームワーク

課題抽出では3つのフレームワークを使用する。各ステップで1つずつ。

フレームワークとは、思考時の「型」または「補助輪」を指す一般用語。自由発想は迷子になりやすいため、先人が体系化した手順を借用する。

「課題抽出」プロセスで使用するフレームワーク3選

使用フレームワーク・テンプレート等機能使用ステップ
As-Is / To-Be(フレームワーク)現状と理想を対比し、ギャップ(=課題)を抽出するステップ1
5 Whys(フレームワーク)「なぜ?」を5回反復し、本質的原因に到達するステップ2
3軸評価(お役立ちテンプレート)普遍性・深刻性・解決可能性で課題を選定するステップ3

※ 「ペルソナ」も課題抽出と関連が深いフレームワークだが、本格的な使用は次プロセス(2.顧客理解)で行うため、本プロセスでは扱わない。

3. 30分で完了する3ステップ

課題抽出は3ステップで完了する。各15分・10分・5分、合計30分(目安)。

ステップ1
30件の書き出し
📝
課題候補の発散
As-Is / To-Be
15分
ステップ2
「なぜ?」5回反復
🔄
本質への深掘り
5 Whys
10分
ステップ3
3軸による選定
🎯
課題の絞り込み
3軸評価
5分

次ページ以降、各ステップを順に解説する。

130件の書き出し

視点を決めて、その範囲内の困りごとを自由発想で30件書き出す。所要時間15分(目安)。

使用フレームワーク

As-Is / To-Be

現状(As-Is)と理想(To-Be)を対比して、その差分(=ギャップ)を課題として抽出するフレームワーク。

なぜやるのか

商品企画は「良い課題を見つけられるか」が勝負。最初から1つに絞ると、それが筋の良い課題かどうか判断できないまず数を出して全体を見渡すことで、本当に解くべき課題が浮かび上がってくる。

手順

  1. テーマを決める(例:「料理」「掃除」)
  2. 視点を決める(例: 「朝の家事」)
  3. その視点の範囲で困りごとを、紙(またはメモアプリ)に書き出す
  4. 「批判禁止・量重視・自由発想」の原則で、15分内に30件を目標に書く
— As-Is / To-Be の構造: 現状と理想のギャップ=課題 —
As-Is
現状
「今こうなってしまっている」
⚡ ギャップ
= 課題
To-Be
理想
「こうしたい・こうあってほしい」

現状と理想の差分(ギャップ)こそが、解くべき課題

As-Is / To-Be 記入例

「現状(As-Is)」と「理想(To-Be)」を対比すると、その差分(ギャップ)が課題として浮かぶ。下のように、ガンガン量を出していくのがコツ。

※既にある程度ターゲットやペルソナが決まっている場合は、そのターゲットの視点をイメージして作成しても良い。(例:50代主婦など)

視点現状(As-Is)理想(To-Be)ギャップ(=課題)
朝食準備毎朝バタバタして子どもに怒鳴る余裕を持って準備、家族で会話前日の準備・段取り不足
洗濯干す場所が足りなくて部屋干しサッと干せて乾く環境物干しスペース不足
掃除掃除中にホコリでアレルギー反応、ゴミ捨ても恐怖被曝なく安全に完了したい廃棄時の防護設計の欠落
夕飯メニュー毎日「何作ろう」で15分悩む1週間分まとめて決まっている献立が自動化されていない
買い物仕事帰りに重い荷物で疲弊ネットスーパーで楽に届く注文の手間が大きい
食器洗い食洗機に入らない大鍋が手洗い全部食洗機で済む食洗機サイズ不足
子の宿題横で見ないと進まない自分で集中して進める学習環境・動機付け不足
朝の身支度子が「あれどこ?」を連発自分で取って準備できる持ち物の置き場所不明確
夜の寝かしつけ絵本3冊読んでも寝ないすんなり眠りに入る就寝ルーティン未確立
家族の予定共有口頭で言って忘れる家族全員がリアルタイム把握共有ツール導入不足
ゴミ出し朝バタバタで出し忘れ前夜に準備、朝はサッと分別と出し忘れの仕組み
子の習い事送迎夫婦のスケジュール調整が毎週ストレス毎週決まったパターンで自動運用送迎ローテーション未確立
家計管理レシートが溜まる、月末に焦る自動で家計が見える家計アプリ未活用
夫婦の会話子の話ばかりで2人の話なし週1回は2人の時間意識的な時間確保なし
自分の時間1日5分も自分の時間がない1日30分は自分のため時間の使い方の優先順位

→ こうやって 「現状」と「理想」をペアで書き出していくだけ。30件でなくてもかまいません。できる範囲でOK。

✏️ やってみよう (ステップ1: As-Is / To-Be でアイデア発散)2026.05実施対象

上の記入例を参考に、あなたが選んだ視点で「現状(As-Is)」と「理想(To-Be)」を書き出してみよう。10件以上書ければOK(目標30件)。

視点現状(As-Is)理想(To-Be)ギャップ(=課題)
※ ブラウザを閉じると入力内容は消えます。こまめにダウンロードを。

As-Is / To-BeフレームワークをAIで加速する方法(5選)

同じ「30件発散」でも、AIの使い方は複数ある。状況に応じて選ぶ。

方法1 AIによるAs-Is/To-Be発散(AI任せ、8観点強制)
8つの観点で網羅性を担保する基本形。最も汎用的。
[テーマ領域] における困りごと・課題を、以下8観点から[希望する数を指定する]個挙げてください: - 時間 / 場所 / お金 / 感情 / 人間関係 / 体力 / 知識 / 物理的制約 各課題には、想定される状況・人物像も簡潔に。 【出力形式】「視点 / 現状(As-Is) / 理想(To-Be) / ギャップ(=課題)」の4列の表形式でお願いします。
方法2 人間下書きをベースとした拡張 2026.05実施対象
自分で書いた数件を AI に見せて「他にもない?」と聞くと、自分じゃ思いつかなかった角度で出てくる。「人間が先、AIで加速」の最も基本かつ実用的な使い方。
以下は私が[テーマ領域]について書き出したAs-Is/To-Beリストです。 [自分で書いた数件を貼る] 私が思いつかなかった角度で、追加候補を[希望する数を指定する]個提案してください。 特に「自分の視点では出てこない属性・状況・感情」に着目してください。 【出力形式】「視点 / 現状(As-Is) / 理想(To-Be) / ギャップ(=課題)」の4列の表形式でお願いします。
方法3 As-Is / To-Be 具体化(1日タイムライン)
人物の1日に沿って As-Is / To-Be を描出する手法。シーン別に課題を立体化できる。
[テーマ領域] における[ペルソナ像]の典型的な1日を As-Is / To-Be で[希望する数を指定する]個書き出してください。 朝・昼・夜のシーンごとに、現状と理想を対比させ、ギャップを明確にしてください。 【出力形式】「視点(シーン) / 現状(As-Is) / 理想(To-Be) / ギャップ(=課題)」の4列の表形式でお願いします。
方法4 対話型発散(壁打ち式)
自分が1件提示 → AIがX件派生、を反復する手法。自分の発想を起点に拡張できる。
私が[テーマ]の困りごとを1つ挙げます。あなたはそれに関連する困りごとを[希望する数を指定する]個派生で提案してください。 私が新しい困りごとを挙げる → あなたが派生[希望する数を指定する]個、を繰り返しましょう。 最初の困りごと: [貼る] 【出力形式】反復が終わったら、最後に出てきた全ての困りごとを「視点 / 現状(As-Is) / 理想(To-Be) / ギャップ(=課題)」の4列の表形式で整理してください。
方法5 観察メモの構造化
自分で観察・インタビューしてきたメモを、AIに整理させる手法。「人間が先、AIで加速」の典型形。
以下は私が観察 or インタビューで集めたメモです。 これを「時間軸」「場所別」「人物別」「ストレス強度別」で分類・構造化してください。 [メモを貼り付け] 【出力形式】最終的に「視点 / 現状(As-Is) / 理想(To-Be) / ギャップ(=課題)」の4列の表形式で整理してください。
💡 ヒント
  • AIに頼る前に、まず自分で手を動かして何個か出してみる
  • 大事なのは思考停止で丸パクリするのではなく、そこから「自分なりにいいと思ったものを選ぶこと」。

2「なぜ?」の5回反復

ステップ1の30件から1件選び、「なぜそれが発生するか?」「それはなぜか?」を反復して、本質に到達する。所要時間10分(目安)。

使用フレームワーク

5 Whys

表面の課題に対し「なぜ?」を5回反復することで、症状の下にある本質的原因にたどり着くフレームワーク。

なぜやるのか

表面の症状(例:「朝起きられない」)だけ目覚まし時計で解決しても、根本原因(「前夜の準備不足」「生活リズムの荒れ」)が残っていれば、同じ問題が繰り返される。なぜを掘ることで、解くべき本質的な課題に到達でき、後工程の解決策が筋の良いものになる。

手順

  1. ステップ1の30件から気になるもの(=関心の高い課題・ギャップ)を 1件 選ぶ
  2. 「なぜそれが発生するか?」を問い、その答えに対して「それはなぜか?」を反復する
  3. 5回繰り返して、根本原因に到達する
表面 最初に気づく「症状」(=この時点では本質が見えない)
なぜ?
第1層 表面の直接原因
なぜ?
第2層 直接原因の背景
なぜ?
第3層 構造的な要因
なぜ?
第4層 前提・思い込み
なぜ?
⭐ 本質 真の根本原因(=ここに到達したら成功)

5 Whys 記入例

表面の課題は症状にすぎず、その下層に本質的原因が存在する。

課題「掃除のたびにアレルギー反応が出る」
なぜ?集めたホコリが空気中に舞ってしまう
それはなぜ?既存の掃除道具は「集めて捨てる」までしか設計されていない
それはなぜ?「綺麗にする」が目的で「被曝を防ぐ」発想がない
それはなぜ?アレルギー持ちの苦痛が当事者以外には想像しにくい
それはなぜ?既存掃除道具は「集めるだけ」で、廃棄時の防護設計が無い(=市場の構造的空白)
表面の「掃除のたびにアレルギー反応」と本質の「廃棄時の防護設計が市場に存在しない」は別レイヤーの問題。商品で解決すべきは後者である。
✏️ やってみよう (ステップ2: 5 Whys で本質に到達)2026.05実施対象

ステップ1で挙げた30件から1件選び、「なぜ?」を5回繰り返して本質に到達してみよう。最後に「表面の課題」と「本質の課題」を分けて整理。

問い回答
課題(表面)
なぜ?(1回目)
それはなぜ?(2回目)
それはなぜ?(3回目)
それはなぜ?(4回目)
それはなぜ?(5回目=本質)
本質まとめ
※ ブラウザを閉じると入力内容は消えます。こまめにダウンロードを。

5 WhysフレームワークをAIで加速する方法(6選)

方法1 AIによる複数課題の一括5 Whys処理(AI任せ)
気になるものが複数ある場合は一気にAIに渡し、5 Whysを一気に実行する。
以下のようなAs-Is/To-Beリストがあります。 [As-Is/To-Beリストを貼る] 各課題について、5 Whysを実施し、結果を表形式で出力してください。 【出力形式】以下7列の表でお願いします。 - 課題(表面) - なぜ?(1回目) - それはなぜ?(2回目) - それはなぜ?(3回目) - それはなぜ?(4回目) - それはなぜ?(5回目=本質) - 本質まとめ(1〜2行)
方法2 人間下書きをベースとした拡張 2026.05実施対象
自分で書いた5 Whysを AI に渡して、抜けの深掘り・矛盾点・もっと深い本質の指摘を補強させる。
以下は私が書いた5 Whysの深掘りです。 抜けている深掘り・矛盾点・もっと深い本質候補を指摘してください。 [自分で作成した5 Whys深掘りを貼る] 特に、5回目(=本質)の表現が浅いと感じたら、もう一段深い本質候補を提案してください。 【出力形式】「問い / 回答」の2列の表形式でお願いします。項目は7行(課題(表面) / なぜ?(1回目) / それはなぜ?(2回目) / それはなぜ?(3回目) / それはなぜ?(4回目) / それはなぜ?(5回目=本質) / 本質まとめ)に揃え、補強箇所が分かるよう該当セルを「(補強)」で明示してください。
方法3 AI問い返し型(自身が回答)
AIから「なぜ?」を投げてもらい、自身で回答する。当事者性を保ちつつ思考を深化できる。
以下の課題について、5 Whys で本質を探ってください。 各「なぜ?」に対して、私が答える → あなたが次の「なぜ?」を投げる、を5回繰り返してください。 課題: [ここに課題を貼る]
方法4 AI完結型(高速プロトタイプ用)
AIが5 Whys全工程を完結。時間制約下での高速試行や、複数候補の並列検討に有用。
以下の課題に対して、5 Whys を AI 自身で完結させてください。 各段階で答え候補を3つ提示し、最も深そうな答えを選んで次の「なぜ?」へ進んでください。 課題: [貼る]
方法5 3切り口での根本原因抽出
本質は単一とは限らない。心理・物理・社会の3切り口で並列に抽出し、最適解を選定する。
以下の課題の「根っこ」候補を、3つの切り口で挙げてください: - 心理的根っこ(感情・価値観の問題) - 物理的根っこ(モノ・時間・空間の問題) - 社会的根っこ(人間関係・制度の問題) 各切り口で3個ずつ、計9個の本質候補を。 課題: [貼る]
方法6 デビルズアドボケイト(批判的検証)
「この課題は本当に課題か」を批判的に検証し、思い込みを排除する。
以下の課題は「本当に課題か?」と批判してください: - 実は思い込みの可能性 - 既に他の方法で解決されている可能性 - 別の課題の症状である可能性 - そもそも誰も困っていない可能性 各観点で具体的に反証を試みてください。 私が反論できなければ、この課題は再考が必要です。 課題: [貼る]
💡 ヒント

時間があれば、方法3(AI問い返し型)で自分の頭で考えながら答えるのが本質掘り下げに最も効く。時間がないとき・複数の課題を一気に処理したいときは方法1(AI任せ・一括処理)。自分の下書きを補強したいときは方法2。本質に確信が持てないときは方法4・5・6で補強する。AIに「答えを教えてもらう」のではなく、自分が考えるための「問いをAIに投げてもらう」のがポイント。

33軸による選定

ステップ2で本質まで掘った課題を、3軸で評価して採用するかを判定する。所要時間5分(目安)。

使用するお役立ちテンプレート

3軸評価

普遍性・深刻性・解決可能性の3軸で課題を評価し、採用するかを判定するお役立ちテンプレート(本講義用に整理)。

なぜやるのか

「自分が興味あるから」だけで課題を選ぶと、ユーザーが少ない・解決方法がない等の理由で商品化が成立しないリスクがある。3軸で「商品化する価値があるか」を客観評価することで、筋のいい課題を絞り込むことができる。

手順

ステップ2で本質まで掘った課題を、以下3軸で ○△× 評価する。

評価軸判定基準○の閾値
普遍性多くの人が抱えるか100人中30人以上が共感する
深刻性強く困っているかお金を払ってでもいいから解決したいレベル
解決可能性商品で解決できるか物理商品・サービスとして実装可能

判定結果による分岐

3軸とも○

→ 採用。次プロセス「2.顧客理解」へ。

△・×を含む

→ ステップ1に戻り、別課題を選択。

✏️ やってみよう (ステップ3: 3軸評価で課題を選定)2026.05実施対象

ステップ1で出した課題の中から気になるものや、ステップ2で本質まで掘った課題を、3軸(普遍性・深刻性・解決可能性)で ○△× 評価してみよう。3軸すべて○なら「採用候補」、△・×が含まれるなら別課題で再挑戦。

評価対象の課題普遍性 (○/△/×)深刻性 (○/△/×)解決可能性 (○/△/×)総合判定
※ ブラウザを閉じると入力内容は消えます。こまめにダウンロードを。

3軸評価(お役立ちテンプレート)をAIで加速する方法(5選)

方法1 AIによる3軸○△×評価(AI任せ)
本編の3軸でシンプル評価する基本形。
以下の課題を、3つの評価軸で○△×評価してください: - 普遍性 / 深刻性 / 解決可能性 [課題を貼る] 最終的に総合評価と、選定理由・懸念点を示してください。 ただし最終判断は私が行います。 【出力形式】「評価対象の課題 / 普遍性 (○/△/×) / 深刻性 (○/△/×) / 解決可能性 (○/△/×) / 総合判定」の5列の表形式でお願いします。各セルに評価+短い理由を併記してください。
方法2 人間下書きをベースとした拡張 2026.05実施対象
自分で書いた3軸評価をAIに渡して、抜け観点・矛盾点・判定の根拠不足を補強させる。
以下は私が書いた3軸評価です。 抜けている観点・矛盾点・判定の根拠不足を指摘してください。 [自分で作成した3軸評価を貼る] 特に、総合判定の根拠が弱い箇所があれば補強してください。 【出力形式】「評価対象の課題 / 普遍性 (○/△/×) / 深刻性 (○/△/×) / 解決可能性 (○/△/×) / 総合判定」の5列の表形式でお願いします。補強箇所が分かるよう該当セルを「(補強)」で明示してください。
方法3 5軸採点評価(3軸○△×評価よりも精度高め)
3軸〇△×評価で「3つとも〇」が複数ある場合の精密評価。5軸×10点満点で上位3件を抽出する。
以下の課題リストを、5軸で各10点満点評価してください: - 普遍性 / 深刻性 / 解決可能性 / 差別化容易性 / 私の興味 [課題リスト貼る] 総合点トップ3を推奨してください。 選定理由を明示。最終判断は私が行います。
方法4 競合比較による残存度判定
既存商品の解決度合いを調査し、課題の残存度から判定する実用的手法。
以下の課題に対して、既存商品・サービスが何かを調べ、その満足度から課題の残存度を判定してください: - 現状の解決手段(3〜5個) - それぞれのユーザー満足度(レビュー・SNSから推測) - 残存している不満 - 課題の解決余地(高/中/低) 課題: [貼る]
方法5 顧客視点ロールプレイ(支払意向確認)
AIに顧客像を演じさせ、支払意向と価格感度を同時に検証する。
あなたは[ペルソナ像]です。 以下の課題について「お金を払って解決したいか」リアルに答えてください: - 払う/払わないの判断 - 払うならいくらまで?(具体的金額) - なぜそう感じるか - どんな解決策なら欲しいか 課題: [貼る]
💡 ヒント
  • AIの評価はあくまで参考材料。最後は自分で決めることが大事。「なんかこれピンとくる」という直感も判断のヒントになる。AIの答えに引っ張られすぎないで、自分の感覚も信じる。
  • 普遍性についてはロングテールの場合もあるので絶対ではない点に注意。

4. 次のプロセスへ(課題抽出→顧客理解)

本プロセスの成果物と、次プロセスでやること。

本プロセスを完了した時点で、筋の良い課題1件 が手元にある状態となる。

1
✓ 課題抽出
📝
2
顧客理解
👤
3
市場・競合
🗺️
4
アイデア発想
💡
5
コンセプト設計
💬
6
検証
7
企画書化
📋

次プロセス「2.顧客理解(ペルソナ)」では、この課題を抱える人物像を 1名、具体的に描出 する。

+α:もっと課題抽出の精度を上げたいときは

本編3ステップで課題抽出は完成可能。さらに深く取り組む場合の4項目。

課題抽出について「より高い解像度で課題を掘りたい」「網羅的に世の中を調査したい」場合にトライする。

+α ①:

人間による深掘り
(観察・インタビュー)

+α ②:

AI活用の発展
(ペルソナシミュ・批判)

+α ③:

DeepResearch組み込み戦略
(無料月5回の配分)

+α ④:

評価軸の精緻化
(5軸版・優先度マトリックス)

+α ①:人間による深掘り

AIを介さず、人間が直接「リアルな声」を収集する手法。最高解像度。所要時間は長め。

[1] 観察(フィールドワーク)

該当場面を体験している人物の行動を、第三者として観察する手法。

  • 「不便そうな瞬間」「迷いの表情」「無意識の工夫」を記録する
  • 自身の1日を観察する方法も有効
  • カフェ・スーパー・電車内など日常空間での観察も成立する

観察の原則

  • 30分程度を目安に集中して観察
  • 解釈を加えず事実のみを記録(例: 「イライラ」ではなく「眉間にしわ、ため息」)
  • 後日読み返した際に場面を再現できる解像度で記録

[2] インタビュー

身近な人物(家族・友人)に「最近の困りごと」を聴取する手法。

  • 5W1H(いつ・どこ・誰・何・なぜ・どうやって)で深掘り
  • 「他にも?」「具体的には?」を反復
  • 1人あたり30分、3人実施で共通点が浮上する

聴取の3原則

  1. 自身の仮説を語らない(相手の忖度を誘発するため)
  2. 「なぜ?」を5回反復(5 Whysの実空間版)
  3. 沈黙を許容する(相手の思考時間を確保するため)

[3] 集めたリアルな声を整理する

観察メモやインタビュー記録(生の声)をAIに渡し、構造化して整理する。雑然とした生の声から、共通パターン・温度感の高い不満が浮かび上がってくる。

以下は私が観察 or インタビューで集めたリアルな声(メモ・録音文字起こし等)です。 [メモを貼る] このメモを以下の観点で整理してください: - 共通パターン(複数人が同じことを言っているもの) - 温度感の高い不満(強い感情を伴う発言) - 行間に潜む違和感(言葉になっていないが感じ取れる不満) - 場所別/時間帯別/状況別の分類 【出力形式】各カテゴリで箇条書き、出典発言の引用を併記してください。

[4] 集めた声から課題を抽出する

整理された声を踏まえて、本プロセスの最終アウトプット「As-Is / To-Be / ギャップ」の形に変換する。リアルな声起点なので、机上発散より説得力のある課題が出る。

以下は私が観察 or インタビューで集めたリアルな声と、それを整理した内容です。 [整理済の内容を貼る] これを基に、商品企画で扱うべき「As-Is/To-Beリスト」を作成してください。 【出力形式】「視点 / 現状(As-Is) / 理想(To-Be) / ギャップ(=課題)」の4列の表形式でお願いします。 さらに、各課題について「リアル声の出典発言」を補足列で併記してください(根拠の透明性確保)。

+α ②:AI活用の発展

本編のAI活用に加え、ペルソナシミュレーション・批判的検証など発展形の使い方。

[1] ペルソナシミュレーション

AIに人物像を演じさせ、対話形式で課題を深掘りする手法。2.顧客理解の前段としても有効。

あなたは [年齢・家族構成・職業] の [ここに困りごとを書く。例)アレルギーの種類を指定(花粉症・ハウスダスト・ダニ・カビ・食物 等) アレルギー]で困っている人物です。 私が以下の課題について質問しますので、リアルな当事者として答えてください: 課題: [課題] 質問1: この課題、具体的にどんな瞬間に「イラっと」しますか?

[2] 本質的課題の抽出

以下は私が集めた課題リストです。 これらに共通する「本質的な課題」を3つ抽出してください。 そして、なぜそれが本質か、根拠も示してください。 [課題リスト貼り付け]

[3] 批判的検証(デビルズアドボケイト)

私が選んだ課題「[課題]」について、デビルズアドボケイトとして批判してください: - なぜこの課題に取り組まない方がいいか、5つ理由を挙げる - 既に解決されている可能性 - 想定外の落とし穴 私が反論できるなら、その課題は筋が良い。反論できないなら再考が必要。

[4] 複数AI比較(GPT × Claude × Gemini)

同一プロンプトを複数AIに発行し、回答の差分から共通する本質と独自視点を抽出する。

+α ③:DeepResearch 組み込み戦略

深層調査AI機能の戦略的活用。無料月5回をどのプロセスに配分するか。

機能概要

  • Web全体を時間をかけて深層調査し、構造化レポートを出力する機能
  • Gemini 無料月5回 / ChatGPT 無料月5回(2026年5月時点)
  • Gemini for Students(学生1年無料Pro)は回数制限なし

無料5回の配分戦略

プロセス回数用途
1. 課題抽出1〜2回世の中の声の網羅調査
2. 顧客理解1回ペルソナの統計的裏取り
3. 市場・競合1〜2回市場規模・競合シェア調査
4以降0〜1回必要に応じて温存

課題抽出での使用例

[テーマ領域] に関する以下を Deep Research してください: 1. ECサイト (Amazon・楽天) のレビューに見られる主な不満 2. SNS (X・Instagram) での関連投稿の傾向 3. ニュース記事・コラムに見られる社会的問題提起 4. 関連商品のYouTubeレビュー動画でのコメント傾向 最終的に「世の中で本当に困られているTop10」をレポートしてください。

本質仮説の裏取り

以下の課題仮説について Deep Research で裏取りしてください: - 仮説: [課題の本質仮説] - 裏取り観点: 学術研究・統計・他社の取り組み・専門家コメント 仮説が支持されるか、修正が必要か、判断材料を提示してください。

+α ④:評価軸の精緻化

本編3軸評価を発展させた、本格選別の手法。5軸版と優先度マトリックス。

[1] 評価軸5軸版

本編3軸(普遍性・深刻性・解決可能性)に2軸を追加:

  1. 普遍性: 多くの人が抱える課題か
  2. 深刻性: 強く困っているか、有償解決を希望するか
  3. 解決可能性: 物理商品で解決可能か
  4. 差別化容易性: 既存品より優れたものが作れるか
  5. 自身の興味: 自身が情熱を持って取り組めるか
以下の課題を、5軸×10点満点で採点してください: - 普遍性 / 深刻性 / 解決可能性 / 差別化容易性 / 自身の興味 [評価したい課題リストを貼る] 【出力形式】各課題を表形式で、各軸の点数+合計点+短い根拠を併記してください。最後に合計点上位3件を推奨してください。 ただし最終判断は私が行います。

[2] 優先度マトリックス

  • 縦軸: 普遍性(高/低)
  • 横軸: 深刻性(高/低)
  • 4象限に課題を配置 → 右上(高×高)を優先

右上に複数該当する場合、5軸合計点で更に絞り込む。

以下の課題リストを、優先度マトリックス(縦軸:普遍性 × 横軸:深刻性)の4象限に配置してください。 [課題リストを貼る] 【出力形式】4象限ごとに課題を分類し、各課題の配置理由を1行で添えてください。右上(高×高)の象限の課題を最優先候補として明示してください。 右上に複数ある場合、5軸合計点での絞り込み案も併記してください。

[3] 直感的判断の言語化

  • 「この課題、なんとなく筋が良い」という直感を判断材料とする
  • その理由を言語化することで判断品質が向上する
  • 言語化できない直感は、理解の浅さの証左である

[4] AI評価+人間最終判断のハイブリッド

AIに5軸評価を実行させつつ、最終判断は人間が直感を含めて行う方式。

AI評価が△でも人間が採用可、AI評価が○でも人間が不採用可、という双方向の判断を許容する。

なぜ「人間が考える」を先に持ってきているか(課題抽出版)

人間が先に考えることで身につく力。AIがなくても、自分で考えて回せるように。

課題抽出をAIに全任せすると、こんなことが起きてしまう

  • 当事者意識が薄まる: AIは自分の生活実感を持っていないので、課題が抽象的になる
  • 直感が育たない: 自分で手を動かさないと、「筋の良い課題」を見抜く感覚が身につかない
  • AIの限界が見えない: 「これ違うな」と判断する力は、自分でやった経験からしか生まれない

人とAIの組み合わせ方を、自分の言葉で語る

これから先、就活でも仕事でも「AIをどう使っているか」を聞かれる場面が増える。以下のような言い方ができると、人とAIの組み合わせ方を自分の言葉で語れる。

「AIでやりました」

→ 「自分では考えることができない」とみなされてしまう可能性

アピール例

  • 「AIに複数案を出してもらい、人間が選びました」
  • 「AIにまとめてもらったものを、人間が判断しました」
  • 「AIで大量に案を発散させた後、自分の感覚で絞り込みました」
  • 「人間が問いを考えた上で、AIで加速しました」
  • 「AIを壁打ち相手にしながら、自分で結論を出しました」
  • 「最初に自分で仮説を立て、AIにその弱点を指摘してもらって気付きを得ました」
  • 「案をAIに批判してもらい、その批判に反論できる案だけ採用しました」
  • 「AIの仮説を、自分の体験で検証しました」
  • 「AIが見落としがちな『生活実感』を、人間側で補強しました」
  • 「複数のAIに同じ問いを投げ、回答の共通点・相違点から精度を上げました」
  • 「AIの出力を鵜呑みにせず、情報源・根拠を調べるようにしました」
  • 「AIで効率化して浮いた時間で、より重要な作業に集中しました」

→ AIを使いこなしてる人

課題抽出において、まず人間が取り組み、その上でAIを活用する進め方まとめ

  1. まずAs-Is/To-Beで30件書き出し(15分・自分の生活体験から)
  2. AIに「漏れている観点・視点切り替え案」を補強させる(+10件目標)
  3. 「なぜ?」5回反復で本質に掘り下げ(AIに反論役を頼んで壁打ち)
  4. 3軸評価で1課題に絞る(最終判断は人間)

【まとめ】課題抽出プロセスの3ステップ

課題抽出プロセスのまとめ。30分で1課題を絞り込む3ステップ。

ステップ1
30件の書き出し
📝
課題候補の発散
As-Is / To-Be
15分
ステップ2
「なぜ?」5回反復
🔄
本質への深掘り
5 Whys
10分
ステップ3
3軸による選定
🎯
課題の絞り込み
3軸評価
5分

所要時間 合計30分(目安)。
筋の良い課題1件を確定したら、次プロセス「2.顧客理解」へ進む。

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