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0. 現在の位置:アイデア発想

商品企画7プロセスの4番目。前3プロセスで特定した「課題」「ペルソナ」「立ち位置」をもとに、具体的な商品アイデアを発散させる。

1
✓ 課題抽出
📝
2
✓ 顧客理解
👤
3
✓ 市場・競合
🗺️
4
アイデア発想
💡
5
コンセプト設計
💬
6
検証
7
企画書化
📋

立ち位置だけでは商品はできない。具体的な商品アイデアを大量に発散させて、その中から有望なものを2〜3個選ぶ。

ここで「ひらめき頼み」になると、平均的・無難なアイデアしか出ない。型(SCAMPER)を使えば、誰でも機械的にユニークなアイデアを量産できる。

1. アイデア発想とは何か

ひとことで言うと: 既存商品に7つの問いを投げて、新しい商品アイデアを大量に生み出す作業。

「ひらめき」を待つのではなく「型」を当てる

プロのデザイナーや企画者も、ゼロからひらめいているわけではない。ほとんどの場合、既存のものを「型」で変形させて新しいアイデアを生んでいる。

  • 「いいアイデアないかな〜」とぼんやり考える出ない・偏る・無難になる
  • 「もし素材を変えたら?」「組み合わせたら?」と問いを投げる出る・幅広い・尖ったものが混ざる

プロも素人も同じ。問いの数 = アイデアの数

このプロセスを飛ばすとどうなるか

  • 「いきなり1個に決めた」 → 他の選択肢を検討してないので、後で「あっちが良かったかも」と揺れる
  • 「自分の好みだけで考えた」 → 市場や競合との接続が切れて、独りよがりな商品になる
  • 「ひらめきを待った」 → 出ないまま時間切れ、結局競合の真似になる

2. このプロセスで使うフレームワーク

アイデア発想では「SCAMPER」を中心に使う。30分で20個以上のアイデアが出る、最も実用的な型。

フレームワークとは、思考時の「型」または「補助輪」を指す一般用語。自由発想は迷子になりやすいため、先人が体系化した手順を借用する。

「アイデア発想」プロセスで使用するフレームワーク

フレームワーク機能使用ステップ
ベンチマーキング(本編)競合の既存品を観察し、SCAMPER で変形させる「種」を1個選ぶステップ1
SCAMPER(本編)既存品に対する7つの問い(代替・組み合わせ・応用・修正・別用途・削除・逆転)でアイデアを発散するステップ2(中心)
3軸評価(本編)市場との整合・ユーザーへの刺さり・実現可能性の3軸で絞るステップ3

SCAMPER の7文字

S
Substitute
置き換える
別のものに
置き換えたら?
C
Combine
組み合わせる
他と
合体させたら?
A
Adapt
応用する
別業界を
真似たら?
M
Modify
修正する
大きさ・形を
変えたら?
P
Put to other use
他の用途
別シーンで
使えたら?
E
Eliminate
削除する
削ぎ落とせる
要素は?
R
Reverse
逆転する
逆さ・順序を
逆にしたら?
文字意味問い
Substitute置き換える素材・部品・人・方法を別のものに置き換えたら?
Combine組み合わせる他の商品・機能・サービスと合体させたら?
Adapt応用する別業界の仕組みを真似たら?
Modify修正する大きさ・形・色・素材感を変えたら?
Put to other use他の用途で使う本来とは違う使い方・別シーンで使えたら?
Eliminate削除する削ぎ落とせる要素・機能・パーツは?
Reverse/Rearrange逆転・再配置する逆さに・順序を逆に・中身を外に出したら?

※ マンダラート・オズボーンのチェックリスト・ブレインライティングも関連フレームワーク。+α枠で紹介する。

3. 30分で完了する3ステップ

アイデア発想は3ステップで完了する。5分+20分+5分、合計30分(目安)。

ステップ1
種選び
🌱
既存品から1個ピック
ベンチマーキング
5分
ステップ2
SCAMPER 7問
🔍
21個のアイデアを発散
SCAMPER
20分
ステップ3
絞り込み
🎯
3軸で2〜3個に絞る
3軸評価
5分

次ページ以降、各ステップを順に解説する。

1種選び:SCAMPER の対象を1つ決める

3.市場・競合で挙げた競合商品の中から、SCAMPER を当てる「種(既存の商品やサービス)」を1つ選ぶ。所要時間5分(目安)。

使用フレームワーク

ベンチマーキング

種(たね)とは、SCAMPER で「変形させる対象(既存の商品やサービス)」のこと。ゼロから考えるのではなく、既に世にある商品を出発点にすることで、発散の速度が一気に上がる。

なぜやるのか

種を絞らず複数並行で発散すると、アイデアが分散して薄くなる1つの種を深く変形させることで、SCAMPER連鎖が起きて尖ったアイデアが生まれやすい。種=出発点が定まることで、発散の方向性が明確になる。

手順

  1. 「3.市場・競合>ステップ2:Competitor(競合調査)」で作成した競合商品リストを開く
  2. その中から「種」にする商品を1つ選ぶ
  3. その商品の特徴を3〜5個書き出す(SCAMPER 用の素材)

種の選び方(2つの定石)

  • 定石①: 競合の中で一番売れてる商品を選ぶ → 改善余地・差別化点が分かりやすい
  • 定石②: ユーザーが返品・低評価したことがある商品を選ぶ → 不満が具体的で、攻めどころが見える

種の記入例(アレルギー対策×掃除市場)

項目内容
選んだ種ニトリル使い捨て手袋(一番売れてる定番、衛生・防護用途)
特徴①ニトリル素材(防護性は高いが集める力ゼロ)
特徴②カフは手首まで(短い)
特徴③価格 5〜30円/枚(両手分10〜60円)
特徴④内側カラッと、外側ツルツル(ホコリ補集力ゼロ)
特徴⑤使い切り型・廃棄時のホコリ封印は考慮なし

→ この5特徴を、次のステップ2で SCAMPER 7問それぞれに投げて変形させる。

✏️ やってみよう (ステップ1: 種を1つ選ぶ)2026.05実施対象

3.市場・競合で出した競合リストから、SCAMPERで変形させる「種」を1つ選んでみよう。種は1個に絞るのがコツ。選んだ種の特徴を5つ書き出す。

項目記入欄
選んだ種
特徴①
特徴②
特徴③
特徴④
特徴⑤
※ ブラウザを閉じると入力内容は消えます。こまめにダウンロードを。

種選びをAIで補強する方法(4選)

方法1AIによる種選び推奨(AI任せ)
3.市場・競合>ステップ2:Competitor(競合調査) で作成した競合商品リストを渡して、SCAMPERに向く「種」を推奨させる。
以下の競合商品リストから、SCAMPERで変形させる「種」として最適な商品を1つ推奨してください。 推奨理由(改善余地・お客の不満・差別化のしやすさ)も明示してください。 さらに、その種商品の特徴を5つ書き出してください。 競合商品リスト:[3.市場・競合>ステップ2:Competitor(競合調査) で作成した競合商品リストを貼る] 【出力形式】 - 推奨した種:[商品名] - 推奨理由:[3〜5行] - 特徴①〜⑤:[5個] の順で記述してください。
方法2 人間下書きをベースとした拡張 2026.05実施対象
自分で選んだ種と書き出した特徴をAIに渡して、抜け・補強観点を指摘させる。
以下は私が選んだ種と書き出した5特徴です。 抜けている観点・補強観点を指摘してください。 選んだ種:[やってみようで選んだ種] 特徴①〜⑤:[やってみようで書いた5特徴] 特に、SCAMPER(S置換・C結合・A応用・M修正・P他用途・E削除・R逆転)で変形しやすい特徴の角度が弱い箇所があれば補強してください。 【出力形式】「項目 / 記入内容」の2列の表形式でお願いします。補強箇所が分かるよう該当セルを「(補強)」で明示してください。
方法3商品特徴の構造化
選んだ種商品の特徴を、SCAMPERで使いやすい単位に分解させる。
以下の商品について、特徴を以下の6カテゴリに分解してください。各カテゴリで2〜3個ずつ。 - 素材 - 形状・サイズ - 機能 - 価格帯 - 販売方法 - 利用シーン 商品:[種商品を貼る]
方法4複数の種を比較
2〜3個の種候補を並列でSCAMPERにかける時、どれが最も筋が良いか比較。
以下の3つの種候補それぞれに対して、SCAMPERを軽く回し、最終的に最も尖ったアイデアが出そうな種を1つ推奨してください。 種候補1:[商品名と特徴] 種候補2:[商品名と特徴] 種候補3:[商品名と特徴]
💡 ヒント

種は1個に絞るのがコツ。最初から複数並行で SCAMPER を回そうとすると、発想が分散して薄くなる。まず1個を深掘りして、20個出してから「他の種でも試す」のが正解。

2SCAMPER 7問:21個のアイデアを発散する

SCAMPERの7文字それぞれに対応する問いを「種」に投げて、各3個ずつ・合計21個のアイデアを書き出す。所要時間20分(目安)。

使用フレームワーク

SCAMPER

SCAMPER は7つの問いの頭文字をつなげた覚え方。1文字あたり3分ペースで進めると、約20分で7問×3個=21個のアイデアになる

なぜやるのか

自由発想は迷子になりやすく、同じ角度のアイデアばかりが出がち7問の枠を借りることで、自分では思いつかない角度が強制的に出てきて(置き換え/組み合わせ/応用/逆転 など)、量=質の母数が確保できる

手順

  1. 選んだ「種」の商品にSCAMPERの7文字の「問い」を投げる
  2. 各問いでアイデアを3個書き出す(質より量、ぶっ飛んでいていい。深く考えない。)
  3. 1文字あたり約3分、合計約20分で21個になる

SCAMPER 7問の記入例(種=ニトリル使い捨て手袋)

文字問いニトリル手袋からの回答例(各3個)
S Substitute
置き換える
素材・部品・人・方法を別のものに置き換えたら?① 外側ツルツル → ウェット繊維でホコリ吸着
② ニトリル単層 → ニトリル+ウェット繊維の二重バリア
③ 無香 → アレルゲン変性液剤+帯電防止剤を含浸
C Combine
組み合わせる
他の商品・機能・サービスと合体させたら?① 手袋+裏返し粘着フラップ(廃棄時封印)
② 手袋+ホコリ吸着繊維
③ 手袋+専用液剤
A Adapt
応用する
別業界の仕組みを真似たら?医療用「インサイド・アウト法(裏返し廃棄)」を家庭用に
② サージカルグローブの長さを家庭用ロングカフに
③ 食品工場の粘着ローラーを手袋内側に
M Modify
修正する
大きさ・形・色・素材感を変えたら?① 手首まで → 肘までのロングカフ
② 薄手 → 厚手で耐久性UP
③ 左右兼用 → 右利き・左利き専用設計
P Put to other use
他の用途で使う
本来とは違う使い方・別シーンで使えたら?① 介護現場・研究室での粉塵対策に
② 子供の砂遊び後の手洗い前段階
③ 引っ越し時の梱包・荷解き
E Eliminate
削除する
削ぎ落とせる要素・機能・パーツは?① 再利用機能を削除 → 完全使い切り(両手分30円)
② 香料を削除(無臭・無香料)
③ 厚いゴム部分を削除(柔らかく)
R Reverse
逆転・再配置する
逆さに・順序を逆に・中身を外に出したら?① 集めるだけ → 裏返し封印で廃棄まで防護
② 外側に粘着 → 内側に粘着フラップ
③ 「保護目的」→「ホコリ補集目的」へ発想転換

→ 合計21個のアイデアが出た。中には実現困難なものもあるが、それでOK。「これとあれを組み合わせたら?」の連鎖が次々に起こる。

✏️ やってみよう (ステップ2: SCAMPER 7問で21個発散)2026.05実施対象

ステップ1で選んだ種に対して、SCAMPERの7つの問いを投げて、各3個ずつアイデアを書いてみよう。質より量、ぶっ飛んでいてOK。

文字問いアイデア3個
S Substitute
置き換え
素材・部品・人・方法を別のものに置き換えたら?
C Combine
組み合わせ
他の商品・機能・サービスと合体させたら?
A Adapt
応用
別業界の仕組みを真似たら?
M Modify
修正
大きさ・形・色・素材感を変えたら?
P Put to other use
他用途
本来とは違う使い方・別シーンで使えたら?
E Eliminate
削除
削ぎ落とせる要素・機能・パーツは?
R Reverse
逆転・再配置
逆さに・順序を逆に・中身を外に出したら?
※ ブラウザを閉じると入力内容は消えます。こまめにダウンロードを。

SCAMPER フレームワークをAIで補強する方法(4選)

方法1AIによるSCAMPER一括実行(AI任せ)
種商品を渡して、7問×3個=21個のアイデアを一気に出してもらう。
以下の既存商品(種)に対して、SCAMPER の7つの問いを投げて、各問いで3個ずつアイデアを出してください。 種:[競合商品名と特徴を貼る] 7つの問い: - S(Substitute): 何かを別のものに置き換えたら? - C(Combine): 別のものと合体させたら? - A(Adapt): 他の業界の仕組みを応用したら? - M(Modify/Magnify): 大きさ・形・色を変えたら? - P(Put to other use): 別用途に使えるなら? - E(Eliminate): 何かを無くしたら? - R(Reverse/Rearrange): 逆転・再配置したら? 【出力形式】「文字 / 問い / アイデア3個」の3列の表形式で、合計21個のアイデアを出してください。
方法2 人間下書きをベースとした拡張 2026.05実施対象
自分で書いたSCAMPERアイデア(途中まででもOK)をAIに渡して、抜け・漏れている観点・常識を外したアイデアを補強させる。
以下は私がSCAMPERで出したアイデアです(全21個揃っていない部分もあります)。 抜けている観点・私が思いつかなかった角度のアイデアを各文字について1〜2個ずつ追加してください。 未記入の文字については、ゼロから3個ずつ提案してください。 種:[ステップ1で選んだ種] 私のアイデア:[やってみようで書いたアイデアを貼る(途中まででOK)] 特に、「ありえないようなアイデア」「業界の常識を外したアイデア」「他業界の応用」を歓迎します。 【出力形式】「文字 / 問い / アイデア3個」の3列の表形式でお願いします。補強箇所が分かるよう該当セルを「(補強)」、未記入文字からの新規提案は「(新規)」で明示してください。
方法3組み合わせ発想の自動化
21個出た後、SCAMPER同士を組み合わせるパターンをAIに探索させる。
以下の21個のアイデアから、相性の良い組み合わせを10パターン提案してください。 各組み合わせで「合体させた新商品」のイメージを30字以内で描写してください。 アイデア:[21個リストを貼る]
方法4業界横断の応用ヒント
A(Adapt)が苦手な人向け。他業界の仕組みをAIに列挙させる。
以下の商品に応用できそうな「他業界の仕組み・技術・販売方法」を、5業界×3個=15個提案してください。 業界例:アパレル・自動車・家電・飲食・サービス業など。 商品:[種商品を貼る]
💡 ヒント

「ぶっ飛んだアイデアこそ書く」のがコツ。「天井から吊るす」「脚なし壁付け」みたいな突飛なアイデアが、次の組み合わせで真価を発揮する。SCAMPERは連鎖するので、書いてる途中で「あ、これとあれを足したら?」が必ず出てくる。

3絞り込み:21個から2〜3個に

ステップ2で出した約21個から、3つの軸で○△×評価して、次プロセスへ持っていく2〜3個を選ぶ。所要時間5分(目安)。

使用フレームワーク

3軸評価

絞り込みは「いきなり1個に決めない」のがコツ。2〜3個残すことで、次の「5.コンセプト設計」で深掘りした後に最終的に1個を選べる。

なぜやるのか

21個のうち実現できるのは数個。3軸(整合性・刺さりやすさ・実現可能性)で評価することで、「次プロセスで深掘りすべき筋の良いもの」を見極められる。1個に絞らず2〜3個残すのは、後工程で組み合わせる余地を残すため。

手順

  1. 3つの評価軸で各アイデアを ○ △ × で評価する
  2. 「3軸とも○」のアイデアを優先的に選ぶ
  3. 該当が少ない場合は「2つ○+1つ△」も含める
  4. 最終的に2〜3個を次プロセスへ持っていく

3つの評価軸

評価軸質問○の条件
① 3.市場・競合との整合自分の立ち位置(差別化要素)と合っている?例:「対処×完全防護」の立ち位置と矛盾しない
② ユーザーへの刺さりやすさこのアイデア、ペルソナ(山本さん)は「欲しい!」と言う?2.顧客理解で出た困りごとを直接解決する
③ 実現可能性自分(or チーム)に作れる?小ロットOEM・既存手袋メーカーと協業で実現可能

絞り込みの記入例(アレルギー対策×掃除市場)

アイデア① 整合② 刺さり③ 実現判定
ウェット繊維がミクロでホコリを絡め捕る構造(雪崩ゼロ)★ 採用①
肘までのロングカフ・二重バリア(鉄壁ガード)★ 採用②
裏返し粘着フラップ(完全封印・医療応用)★ 採用③
アレルゲン変性・帯電防止液剤(中和)★ 採用④
介護・研究室への横展開×見送り(将来検討)
右利き・左利き専用設計××見送り(コスト合わず)

→ 3軸とも○の4つを次プロセスへ。「ウェット繊維(雪崩ゼロ)+ロングカフ(鉄壁ガード)+裏返し粘着フラップ(完全封印)+専用液剤(中和)」の4特徴を組み合わせて「5.コンセプト設計」へ進む。

✏️ やってみよう (ステップ3: 21個から2〜3個に絞り込み)2026.05実施対象

ステップ2の21個を、3軸(整合・刺さり・実現)で評価して、次プロセスへ持っていく2〜3個を選んでみよう。1個に絞らないのがコツ。

アイデア① 立ち位置との整合② 刺さりやすさ③ 実現可能性判定
項目記入欄
採用①
採用②
採用③ (任意)
※ ブラウザを閉じると入力内容は消えます。こまめにダウンロードを。

3軸評価 フレームワークをAIで補強する方法(4選)

方法1AIによる3軸評価の自動化(AI任せ)
21個のアイデアを渡して、3軸で評価表を作らせる。
以下のアイデアリストから、次の3軸で○△×評価し、総合上位3個を選んでください。 - ① 立ち位置との整合性(差別化要素) - ② ペルソナへの刺さりやすさ - ③ 実現可能性 アイデア:[21個リストを貼る] 立ち位置:[3.市場・競合の結果を貼る] ペルソナ:[2.顧客理解>ステップ1:ペルソナの骨格 のペルソナ項目を貼る] 最終判断は私が行うので、選定理由・見送り理由も明示してください。 【出力形式】「アイデア / ①整合 / ②刺さり / ③実現 / 判定」の5列の表形式でお願いします。
方法2 人間下書きをベースとした拡張 2026.05実施対象
自分で書いた3軸評価表をAIに渡して、判定の妥当性・抜け観点・見落としを指摘させる。
以下は私が3軸で評価した結果です。 判定の妥当性・抜けている観点・見落としを指摘してください。 立ち位置:[3.市場・競合の結果を貼る] ペルソナ:[2.顧客理解>ステップ1:ペルソナの骨格 のペルソナ項目を貼る] 私の評価結果:[やってみようで書いた評価表を貼る] 特に、「私が×にしたが実は○の可能性があるアイデア」「私が○にしたが実は△以下の可能性があるアイデア」を補強してください。 【出力形式】「アイデア / ①整合 / ②刺さり / ③実現 / 判定」の5列の表形式でお願いします。補強箇所が分かるよう該当セルを「(補強)」で明示してください。
方法3組み合わせ最適化
上位3個を単独ではなく組み合わせて、1つの統合商品にする提案を出す。
以下の上位3アイデアを組み合わせて、1つの統合商品にする提案を3パターン出してください。 それぞれで「お客にとっての価値」を1行で言語化してください。 上位3アイデア:[3個を貼る]
方法4却下アイデアの再活用
×判定したアイデアでも、組み合わせや解釈変更で復活する可能性を探る。
以下の「却下アイデア」を、解釈や組み合わせを変えて再活用できないか提案してください。 特に「常識的には×だが、文脈を変えると○になる」パターンを探してください。 却下アイデア:[却下した5〜10個を貼る]
💡 ヒント
  • 1個に絞らないのがコツ。2〜3個残すことで、次のコンセプト設計で「組み合わせ案」が生まれる。
  • 「3軸とも○」が1個もない場合は、SCAMPER に戻って種を変えるか、3.市場・競合の立ち位置を見直す。潔く戻りましょう

4. 次のプロセスへ(アイデア発想→コンセプト設計)

本プロセスの成果物と、次プロセスでやること。

1
✓ 課題抽出
📝
2
✓ 顧客理解
👤
3
✓ 市場・競合
🗺️
4
✓ アイデア発想
💡
5
コンセプト設計
💬
6
検証
7
企画書化
📋

本プロセスでできあがるもの

  • SCAMPER で発散したアイデア群: 約21個のアイデアリスト
  • 3軸評価で絞り込んだ採用候補: 2〜3個のアイデア
  • 採用理由の言語化: 「なぜこのアイデアを選んだか」

次プロセス「5. コンセプト設計」でやること

本プロセスで選んだ2〜3個のアイデアを起点に、「誰に・何を・どう違うか」の1枚に言語化する。バリュープロポジションキャンバスを使って、ユーザーの価値を構造化する。

+α:もっとアイデア発想の精度を上げたいときは

本編3ステップでアイデア発想は完成可能。さらに深く取り組む場合の4項目。

アイデア発散について「もっと網羅的にアイデアを出したい」「チームで発散したい」場合にトライする。

+α ①:

マンダラート
(9マス×9で発散する)

+α ②:

オズボーンのチェックリスト
(SCAMPERの祖父・9問版)

+α ③:

ブレインライティング
(複数人で108個出す方法)

+α ④:

AI組み合わせ発想
(全組み合わせを試させる)

+α ①:マンダラート

大谷翔平が高校時代に使った発想法。9マス×9マスの81マスで、1テーマを徹底的に発散する。

[1] マンダラートの構造

中央の3×3マスの真ん中に「目標(商品アイデア)」を置く。その周囲8マスに「関連要素」を入れる。さらに各関連要素を中央に据えた3×3マスを8つ作って、合計81マスに展開する。

[2] 使いどころ

  • SCAMPER との違い: SCAMPER は7問で発散、マンダラートは8観点×9マスで深く広く発散する
  • 1テーマを徹底的に分解したい時に使う(商品コンセプトの完全分解)

[3] マンダラートの記入例(中央=ホコリ封印ウェット軍手)

素材機能価格
サイズ商品本体形状
用途購入方法

→ 周囲の8マスそれぞれをさらに3×3に展開すると、計72個のサブアイデアが出る。

[4] マンダラートをAIで補強

以下の商品コンセプトを中央に据え、マンダラート(9マス×9マス=81マス)で発散してください。 中央:[商品コンセプト] 周囲8マス:素材・機能・価格・サイズ・形状・色・用途・購入方法 各マスをさらに9マス展開して、合計72個のサブアイデアを出してください。

+α ②:オズボーンのチェックリスト

SCAMPER の祖父にあたる発想法。9つの問いで発散する元祖。

[1] 9つの問い

  1. 他に転用できないか?
  2. 他にアイデアを借りられないか?
  3. 変えたらどうなる?
  4. 拡大したらどうなる?
  5. 縮小したらどうなる?
  6. 置き換えたらどうなる?
  7. 再配置したらどうなる?
  8. 逆転したらどうなる?
  9. 結合したらどうなる?

[2] SCAMPER との関係

1953年にアレックス・オズボーンが提唱、後にこれを7文字に圧縮整理したものが SCAMPER。大きな違いは「拡大」と「縮小」を分けて問うこと。商品の規模感を変える観点に強い。

[3] 使い分け

  • SCAMPER: 30分でアイデアを出すデフォルト動線(本編)
  • オズボーン: より細かく刻みたい時、特に「拡大」「縮小」を試したい時

[4] オズボーン9問のAI活用プロンプト

以下の既存商品(種)に対して、オズボーン9問を投げて、各問いで3個ずつアイデアを出してください。 種:[種商品と特徴を貼る] 9つの問い: 1. 他に転用できないか? 2. 他にアイデアを借りられないか? 3. 変えたらどうなる? 4. 拡大したらどうなる? 5. 縮小したらどうなる? 6. 置き換えたらどうなる? 7. 再配置したらどうなる? 8. 逆転したらどうなる? 9. 結合したらどうなる? 合計27個のアイデアを表形式で出してください。 特に SCAMPER とは違って「拡大」と「縮小」を分けて問う観点を活かし、規模感を変えたアイデアを意識的に出してください。

+α ③:ブレインライティング

ゼミのチーム作業で有効な、複数人で発散する手法。6人で108個のアイデアが出る。

[1] 手順(6人×6回転で108個)

  1. メンバー6人、各人A4用紙を1枚持つ
  2. 5分で3個のアイデアを書く
  3. 隣の人に紙を渡す
  4. 受け取った人は、前の人のアイデアに乗っかって3個書く
  5. 6人×6回転で、合計108個のアイデアが出る
  6. 最後にメンバー全員で投票して2〜3個に絞る

[2] ブレインストーミング(声出し)との違い

  • ブレインライティング(紙): 静か・全員均等に発散・声の大きい人に偏らない
  • ブレインストーミング(声): 連鎖が速い・盛り上がる・偏りが出る

初対面のチームや、おとなしい人がいる場合はブレインライティング推奨

[3] ゼミ現場での運用

「6人いない」場合は、3〜4人でも回せる。回転数を増やして1人で複数枚書くこともできる。SCAMPER を題材にブレインライティングを回すと、SCAMPERのアイデアが3倍以上に増える。

+α ④:AI組み合わせ発想

SCAMPERで出た21個を、AIに「全組み合わせを試させる」高度な使い方。

[1] 組み合わせ爆発の活用

21個のアイデアから2個ずつ選ぶ組み合わせは、210通り。人間が全部試すのは不可能だが、AIなら一瞬で試せる。人間が見落とす組み合わせを発見できるのがこの方法の強み。

[2] プロンプト例

以下の21個のアイデアから、相性の良い組み合わせを10パターン提案してください。 各組み合わせで「合体させた新商品」のイメージを30字以内で描写してください。 また、「意外な組み合わせ(常識的には合わなさそうだが、よく考えると面白い)」を3パターン含めてください。 [21個のアイデアリストを貼る]

[3] さらに高度な使い方

  • 3個ずつの組み合わせ: 1330通り、もっと斬新なアイデアが出る
  • 意外性スコアリング: 「常識度」と「実現可能性」の2軸でランキング
  • 過去事例との突合: 似た商品が既にあるかをAIに調査させる

[4] 人間の役割

AIが組み合わせを出した後、「これは面白い」「これは違う」と判定するのは人間。AIは候補を量産する役で、最終判断は人間。

なぜ「人間が考える」を先に持ってきているか(アイデア発想版)

アイデア発想プロセスにおいても、「人間が先、AIが後」を採用する理由。

アイデア発想をAIに全任せすると、こんなことが起きてしまう

  • AIが出すアイデアは 「平均的・無難なアイデア」: 学習データの中央値に近い回答が出る
  • SCAMPER の 「ありえないアイデア」が出にくい: AIは現実的な選択肢に寄せる傾向がある
  • 自分の生活経験から出る尖ったアイデアが抜ける: 「私の家ではこうしてる」みたいな具体性が消える

人間が先にSCAMPER 21個を出して、その後にAIに補強させると、「自分の生活感覚で尖らせた基礎」+「AIで広げた網羅性」のハイブリッドになる。

人とAIの組み合わせ方を、自分の言葉で語る

これから先、就活でも仕事でも「AIをどう使っているか」を聞かれる場面が増える。以下のような言い方ができると、人とAIの組み合わせ方を自分の言葉で語れる。

「AIでやりました」

→ 「自分では考えることができない」とみなされてしまう可能性

アピール例

  • 「AIに複数案を出してもらい、人間が選びました」
  • 「AIにまとめてもらったものを、人間が判断しました」
  • 「AIで大量に案を発散させた後、自分の感覚で絞り込みました」
  • 「人間が問いを考えた上で、AIで加速しました」
  • 「AIを壁打ち相手にしながら、自分で結論を出しました」
  • 「最初に自分で仮説を立て、AIにその弱点を指摘してもらって気付きを得ました」
  • 「案をAIに批判してもらい、その批判に反論できる案だけ採用しました」
  • 「AIの仮説を、自分の体験で検証しました」
  • 「AIが見落としがちな『生活実感』を、人間側で補強しました」
  • 「複数のAIに同じ問いを投げ、回答の共通点・相違点から精度を上げました」
  • 「AIの出力を鵜呑みにせず、情報源・根拠を調べるようにしました」
  • 「AIで効率化して浮いた時間で、より重要な作業に集中しました」

→ AIを使いこなしてる人

アイデア発想において、まず人間が取り組み、その上でAIを活用する進め方まとめ

  1. まず自分でSCAMPER 7問×3個 = 21個出す(自分の生活経験で発散)
  2. AIに「漏れている観点はないか」と補強させて +20個 増やす
  3. AIに「組み合わせを提案して」と頼んで意外な組み合わせ10個追加
  4. 合計50個前後から、人間が3軸で評価して2〜3個に絞る
  5. 最終的に「自分が作りたい・売りたい」と思えるアイデアを残す

【まとめ】アイデア発想プロセスの3ステップ

アイデア発想プロセスでやる3ステップの確認。

ステップ1
種選び
🌱
既存品から1個
ベンチマーキング
5分
ステップ2
SCAMPER 7問
🔍
21個のアイデア発散
SCAMPER
20分
ステップ3
絞り込み
🎯
3軸で2〜3個に
3軸評価
5分

所要時間 合計30分(目安)。
アイデアが2〜3個に絞れたら、次プロセス「5. コンセプト設計」で「誰に・何を・どう違うか」を1枚に言語化する。

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