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0. 現在の位置:企画書化

商品企画7プロセスの最終ステップ。前6プロセスで完成した「VPC+エレベーターピッチ+検証結果」を、商品企画書(A4 2-3ページ程度)に展開する。

1
✓ 課題抽出
📝
2
✓ 顧客理解
👤
3
✓ 市場・競合
🗺️
4
✓ アイデア発想
💡
5
✓ コンセプト設計
💬
6
✓ 検証
7
企画書化
📋

コンセプトだけでは事業にならない。「誰に売るか・どう届けるか・いくら稼ぐか・誰と組むか」まで含めて初めて「事業」として動かせる。商品企画書のお役立ちテンプレート(7セクション構成)で、A4 2-3ページ程度の商品企画書に展開する。

ここを飛ばすと、コンセプトだけで終わって「で、どう作って売るの?」に答えられない。1枚で語れる企画書になって、初めて他人(投資家・上司・パートナー)を巻き込める。

1. 商品企画書とは何か

ひとことで言うと: コンセプトを「商品として売り出すための1枚」に展開する作業。

📌 このプロセスのアウトプット(完成イメージ)

A4 2-3ページ程度の商品企画書(テキスト)が完成します。

商品企画書サンプル(ホコリ封印ウェット軍手)— クリックで全文展開
[商品企画書] ホコリ封印ウェット軍手
作成: 2026.05 / 作成者: [氏名]

1. 商品概要

  • 商品名: ホコリ封印ウェット軍手
  • キャッチコピー: そっと集めて漏らさずポイ!
  • 1行エレベーターピッチ: 徹底防衛派アレルギー持ちの「集めたホコリの再飛散と廃棄時の3重ハードル」を、ウェット繊維で絡め捕り裏返してそのまま封印する手袋で解決する。

2. ターゲット

  • ターゲット: 30〜50代女性、徹底防衛派アレルギー持ち(全国推計約50万人)
  • 背景: 重症のダニ・ハウスダスト・カビアレルギーで、週末の掃除デーが最大の苦痛
  • 代表的なペルソナ: 山本詩織さん(38歳・主婦)

3. 課題と背景

  • 既存の掃除道具は「集める」までしか設計されていない
  • 掃除中の被曝3重ハードル: (1)ダストカップの空気抜き(最深刻) (2)水洗いの再飛散 (3)ドア対流
  • 掃除後に1〜2時間横になる必要があり、QOLを大きく損なう

4. 価値提案

  • 雪崩ゼロ: ウェット繊維で絡め捕り、舞い上がりを抑える
  • 鉄壁ガード: ロングカフ+二重バリアで肘まで防護
  • 完全封印: 裏返し粘着フラップで密閉してそのまま廃棄
  • 中和: アレルゲン変性+帯電防止液剤で再付着抑制

5. 商品仕様

  • 素材: ウェット繊維 + ニトリル(裏側)
  • 構造: ロングカフ(肘まで) + 二重バリア + 裏返し粘着フラップ
  • 液剤: アレルゲン変性 + 帯電防止
  • 形態: 使い切り型(両手1組)

6. 販売計画

  • 価格: 1組30円(両手分)
  • 販売チャネル: ドラッグストア + Amazon・楽天 + 直販EC + 医療機関連携
  • 販促: SNSアレルギー持ちコミュニティでの口コミ + 医師推奨 + 定期購入

7. 数値見込み

  • 市場規模: 徹底防衛派アレルギー持ち 約50万人
  • 想定購入: 月10組 × 年12か月 = 年3,600円/人
  • 年商見込み: 獲得2.5万人で約9,000万円(楽観シナリオ)

コンセプト vs 商品企画書

5.コンセプト設計の「VPC+エレベーターピッチ」は商品の話。企画書はそれを事業の話に拡張する。

  • コンセプト: 誰の・何を・どう解決するか(=商品)
  • 商品企画書: それを誰に・どんな仕様で・いくらで・どう届けるか(=商品)

短く伝えるのが鉄則

商品担当・マーケ部・バイヤー(小売)は忙しい。商品の全貌を A4 2-3ページ程度の商品企画書 で伝えられる状態が必要。商品企画書のお役立ちテンプレート(7セクション構成)がその型。

このプロセスを飛ばすとどうなるか

  • 商品全体を見ていない → 「ターゲットは?価格は?どう売る?」に答えられない
  • 数値見込みがない → 「市場規模は?売れる見込みは?」に説得力がない
  • 商品企画書にまとまっていない → 口頭説明だけでは相手に残らない、採用判断が下りない

2. このプロセスで使うお役立ちテンプレート

商品企画書化では「商品企画書のお役立ちテンプレート(7セクション)」を中心に、シナリオ→具体化→AI生成 の3ステップで進める。

お役立ちテンプレートは本講義で用意した、商品企画書を書くための便宜的な型。世の中で広く使われる固定のフレームワーク(3C・SCAMPER等)とは性質が異なり、本プロセスのアウトプット(商品企画書)を組み立てるための「便利な雛形」として使う。

「企画書化」プロセスで使用するお役立ちテンプレート

お役立ちテンプレート機能使用ステップ
商品企画書のお役立ちテンプレート(本編)商品概要・ターゲット・課題と背景・価値提案・商品仕様・販売計画・数値見込み の7セクション構成ステップ1〜3

※ 本プロセスでは商品企画書のお役立ちテンプレートを唯一の中核とし、7セクションを3ステップに分けて埋める。

商品企画書のお役立ちテンプレートの7セクション

セクション内容
1. 商品概要商品名・コンセプト・キャッチコピー
2. ターゲットペルソナ(2.顧客理解)+ 市場規模(3.市場・競合)
3. 課題と背景顧客の困りごと(1.課題抽出のなぜ?5回の結果)
4. 価値提案USP・差別化・解決方法(5.コンセプト設計のVPC+エレベーターピッチ)
5. 商品仕様機能・デザイン・素材・サイズ
6. 販売計画価格・チャネル・販促
7. 数値見込み年商見込み・需要規模

3. 30分で完了する3ステップ

企画書化は3ステップで完了する。15分+10分+5分、合計30分(目安)。

ステップ1
シナリオ作成
📋
商品概要・ターゲット・課題・価値提案
テンプレ §1〜§4
15分
ステップ2
仕様・販売・数値
🛒
商品仕様・販売計画・数値見込み
テンプレ §5〜§7
10分
ステップ3
商品企画書化
📝
A4 2-3ページ程度にテキスト化(AI)
テンプレ §1〜§7
5分

次ページ以降、各ステップを順に解説する。

1商品企画書のシナリオ作成:商品概要・ターゲット・課題・価値提案

商品企画書のお役立ちテンプレート §1〜§4(シナリオ部分)を埋める。前6プロセスの成果物(ペルソナ・市場・課題・VPC+エレベーターピッチ)を素材として活用。所要時間15分(目安)。

使用するお役立ちテンプレート

商品企画書のお役立ちテンプレート §1〜§4

商品企画書のシナリオは4セクション。商品概要(商品名・コンセプト・キャッチコピー)・ターゲット(ペルソナ・市場規模)・課題と背景(顧客の困りごと)・価値提案(USP・差別化・解決方法)。

なぜやるのか

前6プロセスの成果物がバラバラのままだと「他人に伝えられない状態」。シナリオで4セクションに整理することで、商品の物語が1本筋で語れるようになる。バイヤーや上司に渡せる「読める形」の入口。

手順

  1. 1. 商品概要を書く:商品名+コンセプト1行+キャッチコピー(5.コンセプト設計の成果)
  2. 2. ターゲットを書く:ペルソナ要約(2.顧客理解)+ 市場規模(3.市場・競合)
  3. 3. 課題と背景を書く:顧客の困りごと(1.課題抽出のなぜ?5回の結果)
  4. 4. 価値提案を書く:USP・差別化・解決方法(5.コンセプト設計のVPC+エレベーターピッチ)

シナリオ部分の記入例(ホコリ封印ウェット軍手)

セクション記入例
1. 商品概要商品名:ホコリ封印ウェット軍手 / コンセプト:そっと集めて漏らさずポイ! / キャッチ:掃除〜廃棄まで完全防護
2. ターゲット30〜50代女性、徹底防衛派アレルギー持ち(全国推計約50万人)/ 重症のダニ・ハウスダスト・カビアレルギー
3. 課題と背景既存の掃除道具は「集める」までしか設計されていない。掃除中の被曝3重ハードル(空気抜き・水洗い・ドア対流)で、掃除後に1〜2時間横になる必要。
4. 価値提案雪崩ゼロ+鉄壁ガード+完全封印+中和 の4特徴で、掃除〜廃棄まで完全防護。市場に競合不在の「対処×完全防護」空白象限。
✏️ やってみよう (ステップ1: 商品企画書のシナリオ §1〜§4)2026.05実施対象

前6プロセスの成果物(ペルソナ・市場規模・課題・VPC+エレベーターピッチ)を整理・再構成して、商品企画書のシナリオ部分を埋めよう。

セクション記入欄
§1 商品概要
§2 ターゲット
§3 課題と背景
§4 価値提案
※ ブラウザを閉じると入力内容は消えます。こまめにダウンロードを。

シナリオ作成のAI活用プロンプト(3選)

方法1AIによるシナリオ一括生成(AI任せ、前プロセス成果物から)
前6プロセスの成果物を貼って、商品企画書 §1〜§4(シナリオ)を一気に生成。
以下の前プロセス成果物から、商品企画書のシナリオ(§1〜§4)を生成してください。 【ペルソナ】[2.顧客理解>ステップ1:ペルソナの骨格 のペルソナ項目を貼る] 【市場規模】[3.市場・競合のフェルミ推定結果を貼る] 【課題】[1.課題抽出のなぜ?5回の結果を貼る] 【VPC+エレベーターピッチ】[5.コンセプト設計の成果物を貼る] 各セクション3〜5行で簡潔に。バイヤー(小売)や商品担当が読む想定で。 【出力形式】「セクション / 記入内容」の2列の表で、§1 商品概要(商品名・コンセプト・キャッチコピー)、§2 ターゲット(ペルソナ要約・市場規模)、§3 課題と背景(顧客の困りごと)、§4 価値提案(USP・差別化・解決方法)の4セクション分でお願いします。
方法2 人間下書きをベースとした拡張 2026.05実施対象
自分で書いた商品企画書 §1〜§4 シナリオをAIに渡して、抜け・薄い箇所・前プロセス成果物との整合性のズレを指摘させる。
以下は私が書いた商品企画書 §1〜§4 シナリオの下書きです。 抜けている観点・記述が薄い箇所・前プロセス成果物との整合性のズレを指摘してください。 【ペルソナ】[2.顧客理解>ステップ1:ペルソナの骨格 のペルソナ項目を貼る] 【市場規模】[3.市場・競合のフェルミ推定結果を貼る] 【課題】[1.課題抽出のなぜ?5回の結果を貼る] 【VPC+エレベーターピッチ】[5.コンセプト設計の成果物を貼る] 【私のシナリオ下書き(§1〜§4)】 [やってみようで書いた§1〜§4を貼る] 特に、バイヤー(小売)や商品担当が読んだ時に「で、それで?」となる薄い記述があれば補強してください。 【出力形式】「セクション / 記入内容」の2列の表で§1〜§4の4セクション分でお願いします。補強箇所が分かるよう該当セルを「(補強)」で明示してください。
方法3キャッチコピー磨き込み
商品名・コンセプトを渡して、キャッチコピー候補を10個生成。
以下の商品について、キャッチコピー候補を10個生成してください。 【商品名】[商品名] 【コンセプト】[1行コンセプト] 【ターゲット】[ペルソナ要約] 【条件】 - 30字以内 - ターゲットの心に刺さる表現 - 5パターンずつ「機能訴求」「情緒訴求」で計10個
💡 ヒント

シナリオ(§1〜§4)はすでに前6プロセスで作った素材の整理・再構成。新しく考える必要はなく、AIに素材を渡せば一気に文章化できる。

2商品仕様+販売計画+数値見込み

商品企画書のお役立ちテンプレート §5〜§7(具体化部分)を埋める。商品が「どう作られ・どう売られ・どれぐらい売れるか」を具体化。所要時間10分(目安)。

使用するお役立ちテンプレート

商品企画書のお役立ちテンプレート §5〜§7

商品の具体化は3セクション。商品仕様(機能・デザイン・素材・サイズ)・販売計画(価格・チャネル・販促)・数値見込み(年商見込み・需要規模)。

なぜやるのか

シナリオだけでは「何を作るか」までしか語れていない。商品仕様・販売計画・数値見込みを加えることで、「どう作って・どう売って・いくら稼ぐか」が答えられる状態になる。バイヤー・上司の「で、儲かるの?」に応えるための具体化。

手順

  1. 5. 商品仕様を書く:機能・デザイン・素材・サイズ等(4.アイデア発想のSCAMPER結果を具体化)
  2. 6. 販売計画を書く:価格・販売チャネル・販促方法
  3. 7. 数値見込みを書く:想定単価×想定購入頻度×想定獲得人数=年商見込み

具体化部分の記入例(ホコリ封印ウェット軍手)

セクション記入例
5. 商品仕様ウェット繊維+ニトリル素材 / ロングカフ(肘まで)+二重バリア / 裏返し粘着フラップ / アレルゲン変性+帯電防止液剤 / 使い切り型(両手1組)
6. 販売計画価格:1組30円(両手分) / チャネル:ドラッグストア(マツキヨ等)+ Amazon・楽天 + 直販EC + 医療機関連携 / 販促:SNSアレルギー持ちコミュニティ口コミ + 医師推奨
7. 数値見込み市場規模:徹底防衛派アレルギー持ち 約50万人 / 想定購入:月10組 × 年12か月 = 年3,600円/人 / 年商見込み:獲得2.5万人で約9,000万円
✏️ やってみよう (ステップ2: 商品の具体化 §5〜§7)2026.05実施対象

商品が「どう作られ・どう売られ・どれぐらい売れるか」を具体化しよう。数値見込みは桁感の妥当性が大事。

セクション記入欄
§5 商品仕様
§6 販売計画
§7 数値見込み
※ ブラウザを閉じると入力内容は消えます。こまめにダウンロードを。

具体化のAI活用プロンプト(5選)

方法1AIによる§5〜§7一括生成(AI任せ)
前プロセス成果物と§1〜§4シナリオを渡して、商品仕様・販売計画・数値見込みを一気に具体化。
以下の情報から、商品企画書 §5〜§7(具体化部分)を一気に生成してください。 【ペルソナ】[2.顧客理解>ステップ1:ペルソナの骨格 のペルソナ項目を貼る] 【市場規模】[3.市場・競合のフェルミ推定結果を貼る] 【採用アイデア】[4.アイデア発想のSCAMPER結果を貼る] 【VPC+エレベーターピッチ】[5.コンセプト設計の成果物を貼る] 【§1〜§4シナリオ】[ステップ1のシナリオを貼る] 【生成内容】 §5 商品仕様(機能・素材・デザイン・サイズ等、差別化要素を明示) §6 販売計画(価格・チャネル・販促) §7 数値見込み(市場規模 × 想定購入 = 年商見込み、楽観・中位・悲観の3シナリオ) 【出力形式】「セクション / 記入内容」の2列の表で§5〜§7の3セクション分でお願いします。
方法2 人間下書きをベースとした拡張 2026.05実施対象
自分で書いた§5〜§7の下書きをAIに渡して、抜け・薄い箇所・数値の桁感のズレ・現実性の見落としを指摘させる。
以下は私が書いた商品企画書 §5〜§7(具体化部分)の下書きです。 抜けている観点・記述が薄い箇所・数値の桁感のズレ・現実性の見落としを指摘してください。 【ペルソナ】[2.顧客理解>ステップ1:ペルソナの骨格 のペルソナ項目を貼る] 【市場規模】[3.市場・競合のフェルミ推定結果を貼る] 【VPC+エレベーターピッチ】[5.コンセプト設計の成果物を貼る] 【§1〜§4シナリオ】[ステップ1のシナリオを貼る] 【私の§5〜§7下書き】 [やってみようで書いた§5〜§7を貼る] 特に、§5の差別化要素の弱さ、§6の価格・チャネルの現実性不足、§7の桁感の妥当性に問題があれば補強してください。 【出力形式】「セクション / 記入内容」の2列の表で§5〜§7の3セクション分でお願いします。補強箇所が分かるよう該当セルを「(補強)」で明示してください。
方法3商品仕様の詳細展開
価値提案を渡して、商品仕様(機能・素材・サイズ)を具体化。
以下の価値提案を実現する商品の仕様を、機能・素材・デザイン・サイズの4観点で具体化してください。 【価値提案】[4.価値提案を貼る] 【ターゲット】[2.顧客理解>ステップ1:ペルソナの骨格 のペルソナ項目を貼る] 【条件】 - 既存商品にない差別化要素を明示 - 製造可能性も考慮した現実的な仕様
方法4価格戦略+販売チャネル提案
商品+ターゲットを渡して、価格帯と販売チャネルの選択肢を提案させる。
以下の商品について、価格戦略と販売チャネルの組み合わせを3パターン提案してください。 【商品】[商品概要+仕様を貼る] 【ターゲット】[2.顧客理解>ステップ1:ペルソナの骨格 のペルソナ項目を貼る] 【条件】 - 低価格×大量販売 / 中価格×中量 / 高価格×限定 の3パターン - 各パターンで価格帯・チャネル・販促方法を提示 - ターゲットとの整合性を評価
方法5年商見込みの算出
市場規模+価格+獲得想定から、年商見込みを試算。
以下から年商見込みを試算してください。 【市場規模】[市場規模を貼る] 【単価】[価格を貼る] 【想定購入頻度】[頻度を貼る] 【獲得想定】[獲得率仮定] 【出力】 - 年商見込み(楽観・中位・悲観の3シナリオ) - 各シナリオの前提条件 - 「桁感」での妥当性チェック
💡 ヒント

数値見込みは3桁の精度で良い。1円・1人単位まで詰める必要はない。「市場50万人 × 単価3,600円 × 獲得率5% = 9,000万円」のような桁感の妥当性が大事。

3商品企画書化

ステップ1(シナリオ)+ステップ2(具体化)で揃った素材から、A4 2-3ページ程度の商品企画書(テキスト)を作る。AIに任せて5分で完成。所要時間5分(目安)。

使用するお役立ちテンプレート

商品企画書のお役立ちテンプレート(7セクション構成)

商品概要・ターゲット・課題と背景・価値提案・商品仕様・販売計画・数値見込み の7セクションで書く、商品企画書の型。

なぜやるのか

素材が揃っても、A4 2-3ページにまとめられないと相手は読んでくれない。AIに渡して一気に文章化することで、5分で「相手に渡せる商品企画書」が完成する。人間の役割は最終チェック(数値・論理・差別化)に集中できる。

手順

  1. ステップ1〜2で揃った素材(§1〜§7の各セクション内容)を AI(ChatGPT/Claude/Gemini)に渡す
  2. 「商品企画書のお役立ちテンプレート(7セクション)で§1〜§7を書いて」と指示する
  3. 出力を読み、違和感(数値・論理・差別化)があれば修正指示(2〜3往復で完成)

商品企画書サンプル(ホコリ封印ウェット軍手の場合)

[商品企画書] ホコリ封印ウェット軍手
作成: 2026.05 / 作成者: [氏名]

1. 商品概要

  • 商品名: ホコリ封印ウェット軍手
  • キャッチコピー: そっと集めて漏らさずポイ!
  • 1行エレベーターピッチ: 徹底防衛派アレルギー持ちの「集めたホコリの再飛散と廃棄時の3重ハードル」を、ウェット繊維で絡め捕り裏返してそのまま封印する手袋で解決する。

2. ターゲット

  • ターゲット: 30〜50代女性、徹底防衛派アレルギー持ち(全国推計約50万人)
  • 背景: 重症のダニ・ハウスダスト・カビアレルギーで、週末の掃除デーが最大の苦痛
  • 代表的なペルソナ: 山本詩織さん(38歳・主婦)

3. 課題と背景

  • 既存の掃除道具は「集める」までしか設計されていない
  • 掃除中の被曝3重ハードル: (1)ダストカップの空気抜き(最深刻) (2)水洗いの再飛散 (3)ドア対流
  • 掃除後に1〜2時間横になる必要があり、QOLを大きく損なう

4. 価値提案

  • 雪崩ゼロ: ウェット繊維で絡め捕り、舞い上がりを抑える
  • 鉄壁ガード: ロングカフ+二重バリアで肘まで防護
  • 完全封印: 裏返し粘着フラップで密閉してそのまま廃棄
  • 中和: アレルゲン変性+帯電防止液剤で再付着抑制

5. 商品仕様

  • 素材: ウェット繊維 + ニトリル(裏側)
  • 構造: ロングカフ(肘まで) + 二重バリア + 裏返し粘着フラップ
  • 液剤: アレルゲン変性 + 帯電防止
  • 形態: 使い切り型(両手1組)

6. 販売計画

  • 価格: 1組30円(両手分)
  • 販売チャネル: ドラッグストア + Amazon・楽天 + 直販EC + 医療機関連携
  • 販促: SNSアレルギー持ちコミュニティでの口コミ + 医師推奨 + 定期購入

7. 数値見込み

  • 市場規模: 徹底防衛派アレルギー持ち 約50万人
  • 想定購入: 月10組 × 年12か月 = 年3,600円/人
  • 年商見込み: 獲得2.5万人で約9,000万円(楽観シナリオ)

企画書化のAI活用プロンプト(4選)

方法1 AIによる商品企画書一括生成(AI任せ、前プロセス成果物から) 2026.05実施対象
前ステップの成果物を渡して、企画書テキスト(A4 2-3ページ相当、7セクション)を一気に生成。
以下の情報から、A4 2-3ページ程度の商品企画書を作成してください。 【シナリオ】[§1〜§4の各セクション内容を貼る] 【具体化】[§5〜§7の各セクション内容を貼る] 各セクション3〜5行で簡潔にまとめてください。商品担当・バイヤー(小売)が読む想定で、商品の魅力が伝わるように。 【出力形式】「セクション / 記入内容」の2列の表で、§1 商品概要、§2 ターゲット、§3 課題と背景、§4 価値提案、§5 商品仕様、§6 販売計画、§7 数値見込み の全7セクション分でお願いします。
方法2 人間下書きをベースとした拡張
自分で書いた商品企画書ドラフトをAIに渡して、論理の弱さ・差別化の薄さ・数値の現実性・読み手への刺さりを補強させる。
以下は私が書いた商品企画書(7セクション)の下書きです。 論理の弱さ・差別化の薄さ・数値の現実性・読み手(バイヤー/商品担当)への刺さり不足を指摘してください。 【ステップ1で作った§1〜§4シナリオ】[§1〜§4を貼る] 【ステップ2で作った§5〜§7具体化】[§5〜§7を貼る] 【私の商品企画書下書き(7セクション)】 [やってみようで書いた商品企画書を貼る] 特に、バイヤー(小売)が読んだ時に「この商品を扱いたい」と思える表現になっていない箇所があれば補強してください。 【出力形式】「セクション / 記入内容」の2列の表で、§1〜§7の全7セクション分でお願いします。補強箇所が分かるよう該当セルを「(補強)」で明示してください。
方法3投資家向けにブラッシュアップ
既存ドラフトを「投資家が読んで判断したくなる」表現に磨き込む。
以下の企画書ドラフトを、バイヤー(小売)・商品担当が読んで「この商品を扱いたい」と思う表現に磨いてください。 【企画書ドラフト】[ドラフトを貼る] 【磨きの観点】 - 商品の差別化ポイントの明確性 - ターゲット顧客への刺さり方 - 売れる根拠(市場規模・需要・販売チャネル) - リスクと対応策 冗長な表現を削り、論理的かつシャープに。
方法4想定質問への補強パラグラフ
投資家・上司が突っ込みそうなポイントへの先回り補強。
以下の商品企画書に対して、バイヤー(小売)・商品担当から想定される質問を10個挙げ、それぞれへの回答パラグラフを企画書に追記する形で作成してください。 【企画書】[企画書を貼る] 【質問の観点】 - 市場規模・需要の根拠 - 競合との差別化の本質 - 製造・販売体制の現実性 - 数値見込みの妥当性 - 売れない場合のリカバリ策
💡 ヒント

素材(シナリオ §1〜§4 + 具体化 §5〜§7)があれば、AIに1プロンプトで企画書テキストが完成。質を上げるための修正指示(数値・論理・差別化)が人間の役割。

📌 企画書テキストから派生できる成果物

商品企画書(テキスト)が1つあれば、AIで以下のような派生形がすぐ作れる。

  • 1枚スライド化(One-Pager)(A4 1枚 or 16:9) → +α ① で詳細
  • インフォグラフィック(AI画像生成)
  • グラレコ風サマリ(AI画像生成)
  • ピッチシナリオ(口頭プレゼン台本、AIで生成)
  • HTML / Webページ版(AIでコード化)
  • 動画スライド・ナレーション台本(AIで生成)

商品企画書テキストの質を上げれば、すべての派生形の質も上がる。派生形の作り方ではなく、土台のテキストの精度に時間を投資するのが効率的。

✏️ やってみよう (ステップ3: 商品企画書をAIで仕上げる)2026.05実施対象

ステップ1〜2で揃った素材をAIに渡して、商品企画書テキスト(7セクション)を一気に生成。出力を読み、数値・論理・差別化に違和感があれば修正指示。完成版をここに記録しよう。

項目記入欄
商品企画書テキスト全文
(AIで生成 → 人間が修正)
数値の妥当性 (○/△/×)
論理の妥当性 (○/△/×)
差別化の妥当性 (○/△/×)
※ ブラウザを閉じると入力内容は消えます。こまめにダウンロードを。

+α ①: 1枚スライド化(One-Pager)

ステップ3の商品企画書(テキスト)から、A4 1枚または1スライドにサマリ凝縮する派生形。投資家・上司・パートナーへのファーストインプレッションに使う。AIにレイアウト指示で2分で完成。

商品企画書の全文は読み込みに時間がかかる。「One-Pager(1枚資料)」として、最も重要な要素を抽出して再構成すると、忙しい相手にも全体像が一目で伝わる。

[1] 1枚資料(One-Pager)の6要素

要素内容
① タイトル商品名+エレベーターピッチ1行(5.コンセプト設計の成果)
② ペルソナ誰の困りごとか(2.顧客理解のペルソナ要約)
③ 価値提案何をどう解決するか(VPCのPain Relievers/Gain Creators)
④ 市場・数値市場規模(3.市場・競合) + 年商見込み
⑤ キービジュアル6.検証で作った商品単体or利用シーンの画像
⑥ 次のアクション必要な投資・期日・パートナー("で、何が必要?")

[2] レイアウト例

— レイアウト例 —
タイトル + エレベーターピッチ1行 ← 5.コンセプト設計(エレベーターピッチ)
ペルソナ ← 2.顧客理解
キービジュアル ← 6.検証(AI画像)
価値提案 ← 5.コンセプト設計(VPC)
市場・数値 ← 3.市場・競合 + 数値検証
次のアクション 投資・期日・パートナー

※ あくまで1例。読み手に伝わればアレンジは自由(レイアウト・色・余白等)

[3] 記入例(ホコリ封印ウェット軍手)

①ホコリ封印ウェット軍手 — そっと集めて漏らさずポイ!
② 徹底防衛派アレルギー持ち(山本さん他 約50万人)
③ 雪崩ゼロ+鉄壁ガード+完全封印+中和 で掃除〜廃棄まで完全防護
④ 市場50万人 / 年商9,000万円
⑤ [キービジュアル: 商品企画書添付のインフォグラフィック画像]
⑥ 初期投資3,000万円 / OEMパートナー1社 / 12か月で損益分岐

— 作成例 —
1枚プレゼン作成例(ホコリ封印ウェット軍手)

→ A4 1枚で「誰の何をどう解決して、いくら稼いで、何が必要か」が全部伝わる。これが企画書化のゴール。

[4] AI活用プロンプト(3選)

方法11枚プレゼン自動生成
商品企画書(§1〜§7)を渡して、6要素レイアウトの1枚プレゼン文案を生成。
以下の情報から、1枚プレゼン(A4または16:9スライド)の文案を作成してください。 【商品企画書】[§1〜§7を貼る] 【エレベーターピッチ】[エレベーターピッチを貼る] 【キービジュアル】[6.検証のAIによる生成画像の説明を貼る] 【6要素レイアウト】 ① タイトル(エレベーターピッチ1行)/ ② ペルソナ / ③ 価値提案 / ④ 市場・数値 / ⑤ キービジュアル配置案 / ⑥ 次のアクション 各要素を50字以内で凝縮してください。1分で声に出して読める分量に。
方法2読者別の調整
投資家向け/上司向け/パートナー向けで、強調する要素を変える。
以下の1枚プレゼンを、3パターンの読者向けに調整してください。 【元の1枚プレゼン】[6要素を貼る] 【調整パターン】 - 投資家向け: ④市場・数値を最大化、ROI強調 - 上司・社内向け: ⑥次のアクション・必要リソースを明示 - パートナー向け: ③価値提案・⑤キービジュアルで「組みたい」と思わせる 各パターンで強調する要素と削る要素を明示してください。
方法3想定質問の生成
1枚プレゼンを見せた時に来そうな質問を予測して、回答を準備。
以下の1枚プレゼンを見た[読者種別]が、必ず投げてくる質問を10個予測してください。 【1枚プレゼン】[6要素を貼る] 【読者種別】[投資家 / 上司 / パートナー / 顧客] 各質問について、回答のポイントを1〜2行で示してください。 特に「数字の根拠」「リスク」「次のアクション」に関する質問を重点的に。
💡 ヒント
  • 1枚プレゼンは「読ませる」のではなく「見せる」のがコツ。文字よりも数字・図・キービジュアルで伝える。
  • 「5分で読める」と「1分で説明できる」を両立できると、相手に強く残ります。

4. 次のプロセスへ(企画書化→事業化)

本プロセスの成果物と、7プロセス完了後にやること。

1
✓ 課題抽出
📝
2
✓ 顧客理解
👤
3
✓ 市場・競合
🗺️
4
✓ アイデア発想
💡
5
✓ コンセプト設計
💬
6
✓ 検証
7
✓ 企画書化
📋

本プロセスでできあがるもの

  • 商品企画書(テキスト): A4 2-3ページ程度、7セクション構成(商品概要・ターゲット・課題・価値提案・商品仕様・販売計画・数値見込み)

→ 商品企画書テキストを起点に、1枚スライド・1分プレゼン・発表資料・ビジュアル展開等の派生形は AI ですぐ展開可能(+α ①〜④ で紹介)。

7プロセス完走おめでとうございます🎉

1.課題抽出 → 2.顧客理解 → 3.市場・競合 → 4.アイデア発想 → 5.コンセプト設計 → 6.検証 → 7.企画書化 の合計30分×7=約3.5時間で、商品アイデア1個から商品企画書1冊まで通せた。

事業化フェーズへ進むには

商品企画書は事業化への入口。ここから先、事業として動かすには以下のような検討が必要になる(本講義のスコープ外、参考):

事業化に向けて検討が必要なこと(クリックで展開)
  • 事業全体のビジネスモデル(BMC: Business Model Canvas で9マス整理)
  • 収益性の詳細検証(LTV・CAC・損益分岐点・回収期間)
  • 3年分の財務試算(PL・CF・BS)
  • 投資家向けエレベーターピッチ資料(10〜15枚デッキ)
  • 仲間集め(共同創業者・パートナー・最初の顧客)
  • 資金調達(投資家・補助金・クラウドファンディング)
  • MVP開発(最小限の商品を試作して市場投入)
  • 法務・知財・契約(商標・特許・取引契約)

商品企画はここで終わりではなく、事業として動かす最初のステップ。良い商品企画書は、その後の事業化フェーズで何度も活躍する資産になる。

+α:もっと商品企画書の精度を上げたいときは

本編3ステップで商品企画書は完成可能。さらに発信形態を増やしたい場合の4項目。

商品企画書から派生する各種発信形(プレゼン用1枚・口頭プレゼン・発表資料・ビジュアル展開)を AI で作る。

+α ①:

1枚スライド化(One-Pager)
(商品企画書から派生)

+α ②:

1分プレゼン磨き
(声に出す前提の台本作成)

+α ③:

発表資料
(授業発表・ピッチコンテスト等)

+α ④:

商品ビジュアル展開
(カタログ・パッケージ・SNS画像)

+α ②: 1分プレゼン磨き

5.コンセプト設計の「エレベーターピッチ」を、声に出して1分で語れる台本に磨き込む。

[1] 1分プレゼンの構成

標準的な1分プレゼンは3つのパート×20秒の構造:

パート内容目安時間
①導入ペルソナのペインを具体的に描写(共感を引き出す)20秒
②本論商品の核心+差別化+数値(理性に訴える)20秒
③クロージング未来像+次のアクション(行動を促す)20秒

[2] 1分プレゼンの記入例(ホコリ封印ウェット軍手)

①導入(20秒):アレルギー持ちにとって、掃除は命がけの除染作業です。掃除機をかければ排気で舞い上がり、モップを使えば保持限界を超えた『ホコリの雪崩』に襲われる。さらに最悪なのはゴミ捨てです。ダストカップを開けた瞬間、高濃度のアレルゲンが再飛散し、私たちは息を止めてお風呂場へ駆け込むしかありませんでした。

②本論(20秒):この地獄を終わらせるのが『ホコリ封印ウェット軍手』です。ウェット繊維がホコリをミクロでロックし、肘までの医療級ロングカフで腕も完全防護。掃除が終われば、集めたホコリをグーで握りしめたまま、手袋をくるっと裏返すだけ。内側の粘着フラップが密閉封印し、一粒の塵も外に出しません。

③クロージング(20秒):1枚わずか30円。50万人の徹底防衛派アレルギー持ち市場、年商9,000万円の見込みも確認済み。これで、あなたの家のテレビ裏から地獄が消えます。

[3] 磨き込みの3観点

観点質問
音読声に出して1分以内に収まるか? 引っかかる箇所はないか?
具体性抽象語(便利・簡単)を使っていないか? シーン描写で語っているか?
数字客数・金額・年数を含めて説得力があるか?

[4] 1分プレゼン磨きのAI活用プロンプト

以下のエレベーターピッチ・商品企画書をもとに、1分プレゼン(約380字)の台本を作成してください。 【エレベーターピッチ】[5.コンセプト設計のエレベーターピッチを貼る] 【商品企画書】[7.企画書化の成果物(§1〜§7)を貼る] 【構造】 - ①導入(20秒・約120字): ペルソナのペインを情景描写 - ②本論(20秒・約140字): 商品の核心+差別化 - ③クロージング(20秒・約120字): 未来像+数値+次のアクション 音読を前提に、読みやすさ・リズム・引っかかりのなさを最優先してください。 3パターン作成し、最も自然なものを推奨してください。

+α ③: 発表資料

商品企画書を 10〜15枚のスライド資料に展開する。授業発表・ピッチコンテスト・社内発表等で使う本格的な発表資料のフォーマット。

[1] 標準的な発表資料の構成(10枚程度)

枚数タイトル内容
1表紙商品名+キャッチコピー
2課題1.課題抽出の本質ペイン
3顧客(ペルソナ)2.顧客理解のペルソナ
4市場規模3.市場・競合のフェルミ推定
5競合とポジショニング3.市場・競合のポジショニングマップ
6商品コンセプト4.アイデア発想+5.コンセプト設計
7価値提案(VPC)5.コンセプト設計のVPC
8商品仕様機能・デザイン・素材・サイズ
9販売計画価格・チャネル・販促
10検証結果と次の一歩6.検証のフィードバック+今後の検討事項

[2] 1スライド = 1メッセージの原則

1枚に複数のメッセージを詰め込まない。「このスライドで言いたいことは1つだけ」を徹底する。文字よりも図・グラフ・キービジュアルを優先。

[3] 発表資料のAI活用プロンプト

以下の7プロセス成果物をもとに、商品企画の発表資料(10枚程度)の構成案を作成してください。 【7プロセス成果物】 - 1.課題抽出 / 2.顧客理解 / 3.市場・競合 / 4.アイデア発想 / 5.コンセプト設計 / 6.検証 / 7.企画書化 [各プロセスの主要成果物を貼る] 【出力フォーマット】 - 各スライドのタイトル・1メッセージ要約・推奨ビジュアル種別 - スライド間の論理接続(ストーリーライン) - 投資家が必ず突っ込んでくる3つの想定質問+回答案 特に「課題」「市場規模」「商品コンセプト」のスライドは厚めに設計してください。

+α ④: 商品ビジュアル展開

商品企画書テキストから、カタログ・パッケージデザイン案・SNS画像・インフォグラフィック等のビジュアルを AI で展開する。

6.検証フェーズで使う「ペルソナ検証用インフォグラフィック」とは別物。ここでのインフォグラフィックは販促・発信用途(EC・LP・SNS等で見せる)。検証用=自分のペルソナ理解を深めるために作る/販促用=商品を世の中に届けるために作る、という違い。

[1] ビジュアル展開の種類

種類用途
商品カタログバイヤー(小売)・取引先向けに商品の特徴を伝える1〜2ページ資料
パッケージデザイン案店頭で目を引く・商品コンセプトが伝わるパッケージのラフ案
SNS用画像Instagram・X等で拡散する商品紹介画像(訴求コピー入り)
インフォグラフィック商品の特徴を視覚的に1枚にまとめる図解(EC・LPで使用)

[2] AIで作る手順

  1. 商品企画書テキスト(§1〜§4のシナリオ部分)をAIに渡す
  2. 用途別にプロンプト(下記)で指示する
  3. 生成画像を選別・微修正(AI画像生成サービス: GPT-Images / NanoBananaPro等)

[3] ビジュアル展開のAI活用プロンプト

方法1商品カタログ生成
商品概要・仕様・価値提案からカタログ用のレイアウト+文案を生成。
以下の商品の1〜2ページカタログ(A4)のレイアウトと文案を作成してください。 【商品】[商品概要+仕様+価値提案を貼る] 【ターゲット】[ペルソナ要約] 【出力】 - ページ構成(タイトル/メインビジュアル/特徴/仕様/価格/問い合わせ等) - 各セクションの文案(50字以内) - メインビジュアルの構図案
方法2パッケージデザイン案
商品コンセプト+ターゲットから、パッケージ案を3パターン生成。
以下の商品のパッケージデザイン案を3パターン提案してください。 【商品】[商品概要+コンセプト+ターゲットを貼る] 【条件】 - 店頭で目を引く・コンセプトが3秒で伝わる - 3パターン(高級感・親しみやすさ・機能訴求)で - 各パターンで色調・フォント・レイアウト・キャッチコピーを提示
方法3インフォグラフィック画像生成
商品特徴を視覚化する1枚インフォグラフィックを AI 画像生成。
[GPT-Images / NanoBananaPro等で] 【プロンプト例】 「[商品名]のインフォグラフィック。4つの特徴([特徴1][特徴2][特徴3][特徴4])を視覚的に示す。 色調は[ブランドカラー]、清潔感とプロフェッショナル感、A4縦、ECサイトで使う想定。」
💡 ヒント

ビジュアル展開は商品企画書テキストの「派生形」。土台のテキストが固まっていれば、AI に渡せばすぐ展開できる。質を上げたい時はテキスト側を磨くのが効率的。

なぜ「人間が考える」を先に持ってきているか(企画書化版)

企画書化プロセスにおいても、「人間が先、AIが後」を採用する理由。

企画書化をAIに全任せすると、こんなことが起きてしまう

  • 商品企画書が 「教科書通りの優等生」になる: テンプレ7セクションは埋まるが、商品の独自性が見えない
  • 数値が 「もっともらしい数字」に偏る: AI は統計の平均に寄せるので、突き抜けた成長予測が出にくい
  • 1枚プレゼンが 「説明的」になる: 投資家を動かす情熱・物語性が抜ける

人間が先に「自分の事業として何が大事か」を持って、AIに整理・補強させると、「自分の確信」+「AIによる構造化」のハイブリッドになる。

人とAIの組み合わせ方を、自分の言葉で語る

これから先、就活でも仕事でも「AIをどう使っているか」を聞かれる場面が増える。以下のような言い方ができると、人とAIの組み合わせ方を自分の言葉で語れる。

「AIでやりました」

→ 「自分では考えることができない」とみなされてしまう可能性

アピール例

  • 「AIに複数案を出してもらい、人間が選びました」
  • 「AIにまとめてもらったものを、人間が判断しました」
  • 「AIで大量に案を発散させた後、自分の感覚で絞り込みました」
  • 「人間が問いを考えた上で、AIで加速しました」
  • 「AIを壁打ち相手にしながら、自分で結論を出しました」
  • 「最初に自分で仮説を立て、AIにその弱点を指摘してもらって気付きを得ました」
  • 「案をAIに批判してもらい、その批判に反論できる案だけ採用しました」
  • 「AIの仮説を、自分の体験で検証しました」
  • 「AIが見落としがちな『生活実感』を、人間側で補強しました」
  • 「複数のAIに同じ問いを投げ、回答の共通点・相違点から精度を上げました」
  • 「AIの出力を鵜呑みにせず、情報源・根拠を調べるようにしました」
  • 「AIで効率化して浮いた時間で、より重要な作業に集中しました」

→ AIを使いこなしてる人

企画書化において、まず人間が取り組み、その上でAIを活用する進め方まとめ

  1. まず人間で商品企画書のシナリオ(§1〜§4)を「自分の言葉」で書く(=自分の商品観の表明)
  2. AI に「抜けマス・矛盾」を指摘させて補強
  3. 数値検証は人間が前提を置き、AI に試算させて検算
  4. 1枚プレゼンは人間が「最も伝えたい1メッセージ」を決め、AI に表現を磨かせる
  5. 投資家想定質問は人間が「自分が一番突っ込まれたくない弱点」を意識して準備

【まとめ】企画書化プロセスの3ステップ

商品企画書化プロセスでやる3ステップの確認。

ステップ1
シナリオ作成
📋
商品概要・ターゲット・課題・価値提案
テンプレ §1〜§4
15分
ステップ2
仕様・販売・数値
🛒
商品仕様・販売計画・数値見込み
テンプレ §5〜§7
10分
ステップ3
商品企画書化
📝
A4 2-3ページ程度にテキスト化(AI)
テンプレ §1〜§7
5分

所要時間 合計30分(目安)。
7プロセス完走おめでとうございます🎉
1.課題抽出から始まり、7.企画書化まで合計30分×7=約3.5時間で、商品アイデア1個から商品企画書1冊まで通せました。あとは事業化フェーズへ。

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