魚市場せりシミュレーター
⚠ サンプル展示by koa
俺は、豊洲移転前の築地で3年、仲卸で下働きしてた。 朝2時に起きる。市場が動くのは午前4時から午前10時までの6時間だけ。その間に、その日の魚を全部売り切る。競り人の手やり、仲卸の指、買い手の目、全部が同時に動いて、値段が決まる。 「手やり」って知ってますか。片手の指1本〜5本で数字を表して、両手を組み合わせて桁を上げる。値段の合意は「イヨッ!」で成立する。声を出さずに、指と目だけで、1匹5万円のマグロが売れる。 あれ、外から見ても何やってるか分からない世界です。俺も最初の3ヶ月、何も見えなかった。 このゲームは、その手やりを覚えるところから始まる、魚市場せりシミュレーターです。 マグロ・ブリ・アジ・イワシ・タチウオ、日本の魚市場で扱われる主要な魚種と、それぞれの相場感を学べる作りにしました。 競りの本体は「相場読み」です。前日までの水揚げ量、天候、需要(築地・豊洲時代からの伝統的な繁忙期)、これらから今日の相場を予想して、手やりを出す。読み違えて安値で落とせば大儲け、高値で落とせば損失。1日3回の競りを3ヶ月続けて、市場の常連になれるかを試します。 手やりの仕草は、実際の市場で使われている形にしました。俺が現役の頃、覚えるのに1ヶ月かかった手の動きを、このゲームでは30分で覚えられます。あくまで「体感の入り口」ですけど。 移転して、時代が変わって、俺は今、市場を離れて別の仕事をしています。でも、あの6時間の熱気は、忘れられません。それを、遊びの中に残しておきたくて、作りました。 魚好き、市場文化に興味がある方、日本の伝統的な商取引の勉強にも。
✅ 安全(スコア: 0)
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